そんなのあるの?お墓参り代行サービスについて調べてみた!

先日、フジテレビ系列で放送されている『ホンマでっか!?TV』を見ていたところ、お墓参り代行サービスなるものが存在すると知りました。一体どんなサービスなのか非常に気になったので調べてみました。

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第一印象

お墓参り代行というワードにポジティブな印象を持つ人は少ないでしょう。むしろ「心がこもっていない」などとネガティブなイメージを持つ方が多いのではないかと思います。僕も拒否反応とまではいきませんが、「お墓参りは自分で行ってこそ意味があるのでは?」と疑問に思いました。

番組内でも肯定的な反応は少なく(副業としてお墓参り代行アルバイトが紹介されたことの影響もあったのでしょうが)、「見ず知らずの人が行ってもねえ…」と否定的な反応が目立ちました。

僕らの中には、「祖先を敬う気持ちのある関係者が墓参りを行うべきだ」という当たり前が存在するのでしょう。

サービスのターゲット層

ちょっと違和感を覚えてしまうお墓参り代行ですが、それが事業として成立しているということは世の中にその需要があるということです。とはいえ、実際どこに需要があるのか不思議なところ。

そこで代行業者のウェブサイトを覗いてみたところ、主に次のような人が利用しているということが分かりました。

  • 体の具合が悪く、お墓参りに行きたくても行けない人
  • お墓から遠方に住んでおり、なかなかお墓参りに行けない人

なるほど、そういうことですか!
僕は今現在、幸いにも健康体でいられているためか、恥ずかしながら「お墓参り代行」と聞いた時に体の具合が悪い方の存在をイメージ出来ませんでした。

しかし、考えてみればすぐ分かることなのですが、年齢を重ねるにつれて足腰が弱まってしまい、思うようにお墓参りに行けなくなってしまうなどということは大いに有り得ますよね。

そしてまた、転勤などで遠方に住むことになったものの、仕事が忙しくてなかなかお墓参りに行けないという人も結構いそうです。このような方々に代行サービスの需要があるというのなら分からない話ではありません。

サービス内容

さて、気になるのが代行業者は一体どんなサービスを提供しているのかという点です。ネットで調べたところ代行業者が結構ヒットしたのですが、サービス内容はだいたい共通していたので以下に簡単にまとめました。

視察

お墓の現状を写真で送ってくれるというサービスです。お参りに行ってお墓周りを整えるべきかという判断材料に使われるのでしょう。これを利用した後、必要があると判断した場合に他のサービスを依頼するという使い方なのでしょうね。

お供え

こちらもまあ文字通りなのですが、お花やお線香をお供えするというサービスです。手入れが疎かになってしまったが故に枯れてしまった花よりも、青く生き生きとした花の方がご先祖様も喜ぶことでしょう。

掃除

字面のまま、まさにお墓のお掃除です。墓石自体を綺麗にするのはもちろん、草刈りや落ち葉・ゴミの処理もしてくれるというのが一般的なようです。

また、業者の中には墓石に撥水コーティングを施し、汚れがつきにくくするような処理をしてくれる(プラス料金がかかるようですが)ところもあるみたいです。掃除をする前後で写真を撮って依頼主へ報告するというパターンがメジャーのようです。

代行業者の提供する主なサービスは上記のようなものになりますが、業者によっては依頼主が用意したメッセージを墓前で読み上げるということもやっているみたいです。

なお、価格については業者・サービス内容によってもちろん異なってきますが、7000円~30000円くらいが相場なようです。

まとめのようなもの

メンテナンス代行という性格が強い

今回、お墓参り代行サービスを調べて気づいたことがあります。それは、当サービスはメンテナンス代行サービスという性格が強いのではないかということです。

初めて当サービスの存在を知ったとき、僕は「自分の代わりに故人の冥福を祈ってもらうサービス」だと思い、抵抗感を覚えました。「ホンマでっか!?TV」のスタジオの反応も、僕と同じような印象を持ったためでしょう。

しかし、代行業者のサイトを見てみると、お花の取りかえや墓石の掃除といったメンテナンス部分をサービスの核としていましたし、利用者もその点を期待していることが分かりました。

思い込みがゆえに偏見を持つところだった

「お墓参りは故人を敬う者が行うべき」といった意見は一般的でしょうが、先述したような行きたくても行けない人が「せめてお墓を綺麗な状態に保ちたい…」という気持ちで代行サービスを利用するのは責められるようなことではないでしょう。

しかし、この記事を書くまで僕は「代行だなんて心がこもってない」というようなイメージを持っていましたし、身近に利用者がいたら、その人のことを「冷たい人だなあ」と偏見の目で見てしまっていたことでしょう。

実際のところを知らないままイメージで物事を判断するのは良くないことですね。反省です。

今後このサービスは伸びるか

さて、ここまで紹介してきたお墓参り代行サービスですが、今後伸びていくかどうか気になります。高齢社会の進行という観点からすると、高齢者を主な客層の1つとする当サービスは伸びていくことが予想されます。

ただ、それは現在のお墓参りの習慣が今後も変わらずに続くという前提での話です。

以前は屋外墓地が一般的でしたが、最近は室内墓地というものの人気が特に都会において出始めていると聞きます。もちろん現時点では屋外墓地がまだまだメジャーでしょうし、現存する屋外にあるお墓は基本的にこれからも存在し続けるため、そのメンテナンス需要もまた無くなることはないでしょう。

しかしながら、室内墓地というものが現在の屋外墓地の位置と取って代わるようなことがあるならば、お墓参り代行という市場は長い目で見ると拡大していくのは難しいのではないでしょうか。

室内墓地がメジャーとなったとしても、その室内墓地から遠くに住んでいる人に需要があるのではないかと思う方もいるでしょう。

しかし、メンテナンス代行として利用される色が濃いお墓参り代行サービス。風雨にさらされることがないお墓に対し、代行サービスを利用する人は多くないでしょう。

もちろん、自分の代わりに故人へのメッセージを伝えてもらいたいという方のニーズはあるでしょうが、市場の拡大という点からすると難しいと言わざるを得ないのではないでようか。

最後に

ここまで色々と言ってきましたが、お墓参り代行サービスに対する批判というわけではないので、その点ご了承ください。この代行サービスは、お墓参りに行きたくても行けない方の悩みを解決する素晴らしいサービスだと思います。そのような悩みを持つ方は、グーグルなどで検索すると結構ヒットするので活用してみてはいかがでしょうか。