【場面緘黙】音楽教室のグループレッスンは難しくても個人レッスンなら大丈夫かも

以前、元場面緘黙の僕が「幼稚園入園~卒園」をざっくりと振り返ってみたという記事をブログにアップし、その中で「音楽教室が大嫌いだった」というようなことを書いたのですが……。

音楽に興味のあるお子さんを持つ親御さんがその記事を読んだ際、もしかしたら音楽の習い事を諦めてしまうことがあるかもと思い、今回この記事を書くことにしました。

もしグループ形態のレッスンが難しくても、先生と生徒との1対1形式であれば続けられるかもしれません。実際、僕は9年間ピアノの習い事をしていました。

そもそも「音楽教室が大嫌いだった」のは何故かと言うと、次のような理由があるためです。

皆が歌ったり踊ったりしている中、僕だけ歌えない・踊れないということが毎回続きました。体が固まって動かなかったのです。…(中略)…親には「恥ずかしい」という気持ちがあったのでしょう。毎回帰りの車の中でひどく怒られたのを覚えています。「他の子はみんな出来ているのになんで出来ないの!」という言葉は何回も聞きました。「そんなのうちの子じゃない」なんてこともよく言われました。

元場面緘黙の僕が「幼稚園入園~卒園」をざっくりと振り返ってみたより

はい、確かに他の子のように歌ったり踊ったりすることは出来ませんでしたが、だからといって「音楽教室が嫌だ」と思ったことはないのです。

そうではなく、毎回毎回親に怒られ続けたのが「音楽教室が大嫌い」となった理由なのです。そんなに親に怒られなければ、小学校に入ってからも何らかの楽器でグループ形式のレッスンを続けていたかもしれません。

つまり、緘黙の子でも本人がグループ形式のレッスンそれ自体を嫌がってなく、かつ親が我慢出来れば、続けられることは続けられるのではないかと思います。

……が、その費用もタダではありません。

毎月月謝を払って受けさせてもらっているので、ちゃんと歌ったり踊ったり出来なければ意味がないと感じるのも事実でしょう。

しかし、そういう場合や、本人が大人数でのレッスンを嫌がっている場合に音楽自体を諦めてしまうのは早計かもしれません。

まだ個人形態という可能性があります。先ほども述べたように、僕は小学生から中学生の時までピアノの習い事を続けていました。

「緘黙の症状が表出するのは強い不安が根底にあるため」という説があります。

グループレッスンだと先生の目はもちろん、他の生徒やその保護者の目があり、強い不安感や緊張感が生じやすい環境だと言えるでしょう。
*実際、僕は強い不安感からか「緘動」という体が固まって動かないという症状も出たことがあります。

しかし、個人形態だとどうでしょうか。そこにいるのは本人と先生だけ。大人数のよりずっと精神的な負担は少ないと言えるのではないでしょうか。

また、個人差はあるものの、1対1だと相手によっては緘黙の症状が強く出ないというケースもあります。僕もそのタイプで、特に年の離れた人とだと症状が和らぐことがありました。

そのため、グループでのレッスンは続けられなかった僕でも、大人の先生と1対1になるレッスンは約9年続けることが出来たのです。

最近は緘黙を理解してもらうための資料が充実しています。
かんもくネット~啓発資料~

もし1対1でも緘黙の症状が強く出てしまう子の場合は、そういった資料を活用して先生の理解を得られれば、長く続けられる可能性がより高まるのではないかと思います。

この記事を書いた人

エヌジマ

エヌジマ

三十路の唐変木。学校など特定の社会的状況で話せなくなる場面緘黙(ばめんかんもく)を過去に経験。現在も雑談は大の苦手で、時に緘黙の症状が出ることも。このブログでは自分の日常や「紹介したい!」と思ったものを中心にいろいろ書いています。詳しくは当ブログについてをご覧ください。また、お問い合わせはこちらのフォームからどうぞ。