親知らず抜歯後、穴が完全に塞がるまでの経過を書いてみました

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この記事は右側上下の親知らずを抜歯したので当日の経過を書いてみましたの続きになっています。(前回の記事では病院でもらった「抜歯当日の注意事項メモ」の画像を載せています)

※記事中の治療費は当時のものです。2年ごとに診療報酬点数は改定されるため、現在と異なる可能性があります。

抜歯翌日

前日の就寝前に痛み止めを飲んだこともあり、夜中に痛みで目覚めることなく朝まで熟睡していました。朝、目が覚めると感じたのは右下顎の違和感口の中に広がる血の味でした。

よく耳にする顔が腫れるなんてことはなかったのですが、鈍いジンジンとした痛みが右下にありました。と言っても、それほど痛みは強くはなかったので痛み止めの薬は飲みませんでした。

ただ、血の味がずっと消えなかったのは辛かったですね。なるべくうがいもしないようにと言われてましたし、薬を飲めばどうにかなる問題でもありません。そのため、血の味に一日中悩まされることになりました。気にならない人はまったく気にならないんでしょうけど…。

他に地味につらかったのが唾液を飲み込む動作です。普段は全く意識しないで行っている行為ですが、僕の場合顔に肉が余計な肉がついているせいか、飲み込む際に頬の内側が抜歯した部分に触れ、そのたびに痛みを感じました。

そうすると変に飲み込む動作を意識してしまい、少し気分が悪くなりました。また、血の混じった唾液を飲み込み続けることで喉が痛くなってしまう人もいるようです。

病院へ消毒しに行く

この日は抜歯した箇所の消毒に行ってきました。

抜歯が5年ぶりくらいだったので「消毒ってどんなもんだっけ?穴をいじるんだっけ?」と若干怯えながら診察台で待っていたのですが、抜歯した箇所をチェックした上で消毒液をちょんちょんと表面に塗っただけで終わりました。完全にビビり損でした。

ちなみに、まだ血が完全には止まっていないとのことでした。そりゃあずっと血の味がするわけです。抜歯後数日にわたって血がにじむのは珍しいことではないようです。

さて、あっと言う間に終わった消毒でしたが、かかった費用は3割負担で140円でした。内訳の点数は再診料の45点のみ。消毒は再診料に含まれるんですね。(※当時の診療報酬点数です)

なお、右側上下の親知らずに関する通院は今回が最後でした。初診時からここまでで合計6,730円(3割負担・当時の診療報酬点数によるもの)の治療費がかかりました。思ったより出費がかさんでしまいました……。これは虫歯にしてしまった自分が悪いですね。反省です。

食事はゼリー

食事については、抜歯翌日もまたウィダーinゼリー三昧でした。朝、昼、晩と三食同じです。

飽きないのかと思われるかもしれませんが、抜歯部のジンジンとした痛みであまり食に対する欲がわかないんですよね。また、口も大きく開けられませんし、なにより歯を上下で噛み合わせるととても痛いのです。

そんなわけで、とりあえず薬を飲むために胃に物を入れるという感覚でゼリーを食べていました。

また、この日は疲れのせいか夕方頃から痛みが少し強くなったように感じたので、処方してもらったロキソニンを夕食後に飲みました。痛み止めを飲むのはこれで3回目。薬が効いて寝付きも悪くありませんでした。

あっ、もちろん歯磨きはちゃんとしましたよ。磨くのもゆすぐのも慎重に行いました。

抜歯後2日目

「当日や翌日に顔の腫れが出なくてもその後に症状が出る場合があるよ」という話を聞いたことがあってビビッていたのですが、朝起きてもその様子はありませんでした。良かった良かった……。

そしてさらに、口内の血の味も消えました!これはかなり嬉しかったです。あの不快感ともおさらばです。

だがしかし、ジンジンとした痛みは未だ継続中……。右上は初めから痛みがなかったのですが、右下が手強いです。頬の内側が当たると痛みをより感じるという状況が続いていますし、歯を噛み合わせると強い痛みを感じるのも相変わらずです。

食事について

これはイコール食事の妨げとなるわけで、またもウィダーinゼリー三昧か悩むところなのですが、この日の朝はヨーグルトを食べました。やはり噛む必要がほとんどないものになってしまいますね。

抜歯後の消毒に行った際、左側で噛めば何を食べてもいいと医師から言われたのですが、食べられる気が全然しません。ネット検索してみると抜歯当日から普通の食事をとっている方も見かけたので驚きです。ぼくにはとてもできない。

しかし、こう柔らかいものばかり食べていると、固形物が食べたくなってきます。そこで良い感じの固形物を探しにセブンイレブンに行ってきました。

そしたらあったんですよ、良い感じのが。その名も「やわらか厚焼き玉子」(185円)。どんなものか紹介したいところですが、なぜかセブンイレブンのサイトの商品ページに載っていないので断念。写真撮っておけばよかったかな……。

気を取り直してこの商品の良さを説明すると、商品名にある通り厚焼きなのにとても柔らかいのです。そのため、ボリュームを感じながらも食べやすく、満足感が得られるのです。

一度に口の中に入れられる量もまだ少ないので、1パックを15分くらいかけて食べることになり、そのおかげか満腹中枢が刺激されるような気がします。個人的には、久しぶりの固形物だったのでそれだけで満足でした。

なお、食べ方ですが、箸で玉子を口の左下の方に置き、左下の親知らずと左上の歯茎ですりつぶすようにして食べていました。歯を合わせてしまうと痛いのでこんな食べ方ですが、とても人前ではできません。この理由から仕事中の昼食ではウィダーinゼリーを食べているのです。

夕方から痛みが

食事の話題が続いてしまいましたが、この日も夕方から鈍い痛みが少し強くなるのを感じました。しかし、処方された痛み止めは残り1個。迷った挙句、薬は飲まずに我慢することにしました。

昔からRPGなんかでアイテムを無駄に残してしまう性格なのです。例えば、ドラクエなら世界樹のしずくは絶対に使えませんし、FFならラスボス戦でもラストエリクサーは使えません。そんな性格なので、最後の1錠となったロキソニンも飲めないのです。

それとこれとは話が別だというツッコミはごもっともですし、飲み切っても同成分のロキソニンSを薬局で買えばいいというご指摘もその通りです。しかし、なんとなく気持ち悪くて飲むことができないのです。きっと分かってくれる方もいるはず……!

歯磨きが大変

さて、かなりどうでもいい話をしてしまったので、ちょっと軌道修正して歯磨きの話をしたいと思います。

抜歯翌日から歯磨きをするようになったのですが、細心の注意を払って磨いています。それは、抜歯後の穴の部分を誤ってこすってしまうと血餅が取れ、ドライソケットになるおそれがあるためです。噂ではかなりの激痛ということでかなりビビッています。

右下は口を開ければはっきり見えるので、そこをよけて手前の奥歯も普通に磨くことが出来るのですが、問題は右上の歯です。口を開けても非常に見えにくいので、集中してブラシを動かさないと血餅が出来た部分に触れてしまいそうになります。

血餅が自然と取れたら少しは楽になるんでしょうけどね。「早く血餅取れないかなー、というか穴塞がらないかなー。」なんて思いながら眠りについたのが抜歯後2日目でした。

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抜歯後3日目

抜歯翌日・抜歯後2日目はそれぞれ結構な分量となってしまいましたが、3日目からはそこまでではないのでご安心下さい。

さて、抜歯後3日目ですが、朝起きたらやはり右下の鈍痛は続いていましたし、歯を噛み合わせるとまだ違和感があって痛みも感じました。ただ噛み合わせ時の痛みは少し薄れたかもしれません。とはいえ、思いっきり噛むのはまだ怖くてできません。

食事に関しては、柔らかいものであれば、左側で少しずつ食べられるようになりました

朝は蒸しパンで昼はウィダーinゼリー、夜に温かいうどんを食べました。久しぶりに普通(?)の食事がとれたので精神的にもプラス。なお、体重の方は抜歯後の食生活で1.5kgマイナスになった模様。痩せたというより、減ったという感じですね。ニュアンス的には。

この日はお昼過ぎから痛みが強くなったように感じたのでイブクイックを飲んでみました。僕は頭痛時によく飲んでいる薬なのですが、今回の抜歯後の痛みにも効きました。

口から白いものが出てきた

そうそう、夜にはちょっと不安な出来事が。それは歯磨きを終えてうがいをした時のことです。

それほど強くゆすいではいなかったものの、口からプニプニともブヨブヨとも言えるような白いかたまりが出てきました。

「大きさ的に食べたものではなさそう…となると血餅?ということはドライソケットになる?」と焦ったのですが、血餅は白く変色することがあり、数日で自然に取れるという情報を歯科のサイトで得ました。

実際、ドライソケットになると激痛に襲われるようですが、そんなことは無かったので役目を果たした血餅だったのだと思います。僕は穴が完全に塞がるまで血餅が存在し続けるものだと思っていました。が、それは勘違いだったようですね。

抜歯後4日目

鈍い痛みは継続してあるものの、痛み止めが欲しいとは思わない程度になりました。また、上下の歯を噛み合わせたときの違和感もだいぶ薄れ、少し力をいれて噛み合わせることも可能になりました。

食事は昼・夜とうどんを食べました。とはいえ、まだ1本ずつしか麺を食べられない状況なので、結構大変です。

そして、今まで痛くなかった右上が少し痛むようになってしまいました。考えられるのは白いかたまりが取れたことなのですが、どうなんでしょう。たまたまでしょうかね…。

抜歯後5日目

特に変化はありませんでした。

抜歯後6日目

これまでは頬の内側が抜歯した部分にあたると痛みがあったのですが、少し痛痒いような感覚に変わってきました。また、口を大きく開けても痛くなくなり、大きな声も出せるようになってきたので、経過は順調だと言えそうです。

しかし、食事の面ではまだ不自由な面があり、やはり柔らかいものを左側の奥歯で噛むしかない状況です。右側で噛むのはまだ怖いです。

抜歯後7日目

特に変化はありませんでした。

抜歯後8日目

歯を強く噛み合わせても痛みを感じなくなり、頬の内側が抜歯した部分に当たっても特に何も感じなくなりました。また、右上が痛むようになっていたのですが、それも改善しました。

抜歯後9日目

これまで家の中でだけ麺類を食べていたのですが、外でラーメンを食べることが出来ました。基本左側で噛むようにしていますが、抜いた側でも硬いものでなければ問題なく食べられそうだなと感じました。

抜歯後10日目

自分の歯を観察するための鏡(下記リンクのようなもの)を買って試したところ、右側上下とも血餅が取れ、大きな穴となっていました。「え?これで大丈夫なの?」と思ったのですが、10日も経てばこれが普通なようです。後は辛抱強く穴が塞がるのを待つだけです。

抜歯後11日目以降

特に変化はありません。経過報告はとりあえずここまでにしたいと思います。もちろん、何か変化が生じた時には追記していきます。

追記:穴が塞がりました

2015年2月17日、歯科の定期健診で見てもらったところ、抜歯後の穴が無事完全に塞がっていました!どのタイミングで塞がったのかは定かではないものの、僕の場合は抜いてから約5ヶ月後には元通りになりました。

おわりに

僕は抜歯前に色んなサイトの体験談を読んで「ああ、抜歯した後はこんな感じになるんだな」ということを参考にさせていただきました。もちろん親知らずの生え方等で個人差はありますが、大体の目安にはなりました。

この記事も前回の記事と合わせて、親知らずの抜歯を控えている方、あるいは親知らずの抜歯を今日してきたという方の参考になれば嬉しいです。