親知らずを3本抜くことになったから抜歯のメリットをまとめてみた

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先日、歯磨きをしている最中に親知らずの色が一部黒っぽくなっていることに気付きました。ただの色素沈着だったらいいなと歯科に行ってみたところ、残念ながら右上・右下・左下の親知らずが虫歯になっていることが判明(左上は抜歯済)。

個人的には抜かずに残しておきたかったのですが、担当の医師より抜いた方が良いと言われたので、今度右側2本と左側1本を分けて抜くことになりました。

以前(5年程前)に親知らずを抜いたことがあるとはいえ、やはり抜歯は怖いです。ネットで検索してみると、下の歯を抜くと顔が腫れるだの痛みがずっと継続するだのと色々書かれているわけで、僕はもうビビりまくりなわけです。

そこで、今回はそういったマイナスの情報を完全に無視し、抜歯のメリットだけに着目して「こんないいことがあるんだ!」ということをまとめてみたいと思います。

なお、この記事は自己満足的な要素が強く、そのメリットの真偽は問わずに都市伝説的なものも紹介していきますので、あらかじめご了承ください。

それではいってみましょう。全部で5つあります。

歯を磨きやすくなる

もうこれは言う必要がありませんね。親知らずは奥歯のさらに奥に生えるため、歯ブラシが届きにくくなりがちです。綺麗にしっかりと生えているならまだしも、斜めに生えていたりすると磨き残しが生じてしまい、虫歯や歯周病の原因にもなりかねません。

実際、僕も今回3箇所が虫歯と診断されてしまいました(前の抜歯も虫歯が原因)。毎日歯磨きはしていたし、親知らずもしっかりと磨いていたつもりだったのにこのザマです。場所が場所だけに、きちんと磨けていなかったようです。

しかし、親知らずを抜いてしまえば残りは磨きやすい歯だけになりますし、親知らずがあることで磨きにくかった奥歯の奥側の面(伝わりますかね)もよく磨けるようになります。

僕の担当の医師が抜歯を勧めるにあたって最も強調していたのが、この「歯を磨きやすくなる」という点でした。治療してもその磨きにくさから虫歯の再発の可能性が高く、親知らずの手前にある奥歯に虫歯が広がってしまう例も少なくないと話していました。

親知らずが原因の口臭を予防/解消出来る

これは上の「歯を磨きやすくなる」に重なる点もあるのですが、親知らずが原因となる口臭の予防や解消にもつながります。親知らずが口臭の原因になるパターンとしては、次のような例が挙げられます。

  • 親知らずの周りに食べカスが溜まる
  • 虫歯になる
  • 歯周病になる

親知らずは先に述べたように磨き残しが生じやすい歯です。そのため親知らず周辺には食べカスが溜まりやすく、細菌が繁殖してプラーク(歯垢)となります。このプラークに存在する細菌がメタンチオールやスカトール、インドールなどを発生させると口臭につながります。

また、プラークに含まれる細菌が食べカスを分解した時に発生する酸によって歯が溶かされます(脱灰)。この脱灰が進行して再石灰化が間に合わなくなると虫歯になるわけですが、プラークが原因となる口臭に加え、虫歯が神経にまで達した際には腐敗臭も発生すると言われています。

さらに、親知らずでは歯と歯肉との境目の溝(歯周ポケット)に歯垢が溜まりやすいため歯肉炎になりやすく、進行すれば歯周ポケットが深くなって歯を支える歯槽骨を溶かしてしまいます。この過程で歯茎から膿が漏れることがあり、それが口臭の原因となります。

このように様々な口臭の原因を引き起こしやすい親知らずですが、抜いてしまえばその予防をすることが出来ますし、すでにその口臭に悩まされている場合も解消することが出来ます。

僕自身は口臭の自覚はないのですが(逆に危ないかも)、残っている親知らず3本が全て虫歯になっていたため、今後は口臭に悩まされることになるかもしれません。そう考えるとやはり抜歯した方が良いかなあと思います。

歯並びが悪くならない!?

親知らずが真っ直ぐに生えていれば良いのですが、斜めに生えてくると隣の歯を押して歯並びが悪くなる恐れがあると言われています。

僕の親知らずは基本的に真っ直ぐ生えているのですが、レントゲンを撮ったところ右下だけはやや斜めに生えているようでした。しかし、完全に生えきっているわけではないようで、手前の歯にはまだ当たっていません。

とはいえ、また伸び始めて手前の歯を圧迫する可能性もないことはないので抜歯した方が安心かもしれません。

なお、この「親知らずが手前の歯を圧迫して歯並びが悪くなる」という説に関しては、「親知らずと歯並びとの間に因果関係はない」という反対意見もあるようです。

頭痛や肩こりが改善する!?

様々な歯科や口腔外科のサイトを覗いてみると、親知らずを抜くことで慢性的な頭痛や肩こりが解消される例が少なくないようです。

「親知らずと頭痛・肩こりに何の関係が?」と思ったのですが、親知らずが原因で噛み合わせに変化が生じてしまい、その結果として顔や首の筋肉が緊張し、血行が悪くなることで頭痛や肩こりが起きる場合があるらしいのです。

僕は大学に入学したころから頭痛と肩こりに悩まされていますが(特に前者)、個人的に噛み合わせが悪いと感じたことはこれまでありませんでした。

しかし、それらの症状が出始めたのがちょうど親知らずが生え始めた時期と重なりますし、また噛み合わせのズレも初期や軽度であれば自分では気付かないことも多いようなので、もしかしたら抜歯することで解消されるかもしれません。うん、きっとそうだ。そう思い込もう。

顔が小さくなる!?

この心躍る文字列はなんでしょう。もし本当ならば、ビビるどころかむしろ早く抜きたいです。整形と同じような効果が得られるなんて夢のよう……。

もちろん、この都市伝説的なメリットには賛否両論あります。様々な歯科・口腔外科のサイトを見たのですが、歯科医師の間でも意見が分かれていました。しかし、今回はメリットだけに目を向けることにしているので否定意見はスルーします。親知らずを抜く勇気が欲しいのです。

では、肯定派はどのような理屈で顔が小さくなると考えているのかと言うと、「筋肉が痩せるため」もしくは「骨が痩せるため」という2つの考えがあります。

前者に関しては、噛む力が伝わらなくなって顎の筋肉が痩せたり、親知らずが原因となっていた歯ぎしりがなくなることで咬筋(頬からエラの辺り)が痩せたりするという理屈。

後者に関しては、エラのすぐ近くにある下顎の親知らずを抜くことで歯を支える骨(歯槽骨)が痩せ、顎のラインがシャープになるという理屈です。

上記のような理屈のため、効果が期待出来るのは次のような人に限られているようです。

  • 顎が張っている人
  • 頬骨が張っている人
  • 顎に筋肉が付いている人
  • 下膨れの人

僕自身がどれだとはっきり言うわけではありませんが、当てはまるものはあります。つまり、親知らずの抜歯によって顔が少しでも小さくなる可能性があるというわけです!これは抜歯へのモチベーションが上がりますね!!

もちろん、上の条件に当てはまれば必ず小顔効果が得られるわけではありませんし、そもそも賛否両論あるのでそれ以前の問題かもしれません。しかし、今回は抜歯に向けての勇気を得るためにこの記事を書いているので、抜歯が終わるまではあえて肯定派の意見だけを鵜呑みにします。というわけで、抜歯直前にこの記事を読んだ時に目に入らないように線を引かせてもらいます。

おわりに

さて、今回は親知らずを抜歯することのメリットについてまとめてきました。自分が抜歯への勇気を得るために書いてきた当記事ですが、僕と同じく「抜歯するの怖いし嫌だなあ…」と感じている方にも参考になれば幸いです。

なお、実際に抜歯が終わったらその経過を別記事で書く予定なので、もし興味のある方はそちらもご覧ください。記事を投稿したらこの下にリンクを張りますね。

▼書きました
右側上下の親知らずを抜歯したので当日の経過を書いてみました