1月7日から10日にかけての沖縄旅行3日目、恩納村にある琉球村へと行ってきました。
琉球村は昔ながらの沖縄の文化や芸能に触れられる観光施設。サーターアンダギー作りやシーサーオブジェ作りなど、園内外で約40種の体験プラン(有料)も用意されていました。
僕は特に何かをしたわけではないのですが(!)、それでも十分楽しむことが出来ました。少しですが写真も撮ってきたので、こんな感じのところでしたと簡単に紹介したいと思います。
これは琉球村入口近くで撮った写真。大きなシーサーがお出迎えしてくれました。
園内では工芸体験だけでなく、上の画像のように様々なショーやイベントが催されています。赤字は特におススメってことでしょうか。僕は島唄ライブと道ジュネーを見ました。あとハブショー。
これは入場してすぐ撮ったもの。昔ながらの沖縄の佇まいを早速感じることが出来ます。
これはキジムナーの家。キジムナーってなんだ?と思って調べてみたらウィキペディアに以下の記述がありました。
キジムナー(キジムン)は、沖縄諸島周辺で伝承されてきた伝説上の生物、妖怪で、樹木(一般的にガジュマルの古木であることが多い)の精霊。 沖縄県を代表する精霊ということで、これをデフォルメしたデザインの民芸品や衣類なども数多く販売されている。
フリー百科事典ウィキペディア日本版「キジムナー」より , 2015年2月1日
そういえば、琉球村では次のキャラの看板をよく目にしたのですが、これはキジムナーモチーフだったようです。
(http://gpzagogo.s8.xrea.com/kijimuna.htmlより、著作権が放棄されていたため使用しました。)
ここは旧花城家。琉球村にはこのような古民家がいくつか建っています。
園内にはこのような展示スペースもありました。
こちらは旧大城家。
ここではお茶とお菓子をいただきました。このお菓子は「ポーポー」というらしいです。お茶も特徴的で、薬草を38種類ブレンドした「琉健茶」というものでした。
旧大城家の次にやってきたのが旧西石垣家。到着すると島唄ライブという民謡ショーが行われていました。
園内を歩いていたら屋根の上に色んなシーサーがいたのでパシャリ。
こんな綺麗な花も咲いていました。調べてみたところ、この赤い花は「ベニコウガン」というそうです。
歩いているとこんな看板が。昔は牛や馬に砂糖車(さーたーぐるま)を引かせてサトウキビをしぼり、その汁を炊いて黒糖を作っていたとのこと。
書いていて気付いたんですが、サーターアンダギーの「サーター」って砂糖って意味なんですね。ちなみに「アンダギー」は「アンダ(油)」+「アギー(揚げ)」から揚げ物を意味するらしいです。
続いてやってきたのは中央広場。16時からの道ジュネー(エイサーを含む沖縄風パレード)を見るのが目的です。
この画像はちょうど演者さん達が中央広場に入ってきて所定の位置(?)についたところ。このあと琉球古武道などが披露されました。
獅子も登場。その舞う姿には迫力がありました。また、観客のお子さんが毬のようなものを投げて獅子がキャッチするという芸も行われていました。
こちらはミルク神。弥勒(みろく)がなまってミルクと呼ばれるようになったそうです。手に持つ扇で仰がれた人のもとには幸福が訪れるとのこと。しっかり仰がれてきました。
道ジュネーの最後には観客を交えてエイサーを円になって踊ります。初めは参加したがる人がほどんどいませんでしたが、後半には多くの人が楽しそうに踊っていました。
また、エイサーが終わると自分のカメラを使って演者の方々と集合写真を撮ることが出来ます。僕は妹と一緒に撮ったのですが、その際のハイチーズの掛け声が「新婚さん、いらっしゃーい!」で思わず笑ってしまいました。
道ジュネーの前には園内にあるハブセンターにも行きました。大した写真はないのですが、「爬虫類嫌い!無理!」という方もいるかと思ったので最後にまわしてみました。
というわけで、ヘビが全く無理だという方はこの先は見ない方がいいかもしれません。
こちらがそのハブセンター。
ハブショーというイベントはやっていますが、連想しがちなハブとマングースの闘いは動物愛護法により禁止されています。そのため、ハブの生態などの説明が主となります。
ちなみに、ショー担当のおじさんの話では、実際にハブとマングースが闘うと9割以上マングースが勝つとのことでした。そもそも、マングース自体がハブ駆除の為に輸入された(効果が薄いという反対意見もあったそうですが)らしいですね。ググってみると野生ではマングースはハブを捕食しないだのなんだのというのも出てきますが……。
それはともかく、現在ではマングースが増えすぎてしまって問題になっているようです。おじさんの話では、沖縄には3万匹以上の野生のマングースが生息しているとのことでした。
そういえばこの日、車で信号待ちをしていたところ歩道に小動物がいるのを見つけました。その時はイタチか何かかなと思ったのですが、実際はマングースだったのかもしれません。
ハブセンターにはこのようにホルマリン漬けになったものが展示されていました。左側が「ハブの共食い」で右側が「ヘビの共食い」と書いてありました。瓶だけ少し写っているのですが、さらに右隣には「ネコを飲み込んだハブ」なんていうショッキングなものも。猫は好きなので見るのがつらかったです。
ハブセンターの中ではハブのたまごも見ることが出来ました。うーん、なんとも言えない気持ち悪さ。
ショーではハブと毒が無いヘビを見ることが出来ましたが、そのヘビたちが入った箱の近くにはストーブが置いてありました。どうしてもこの時期は動きが鈍ってしまうため、少しでも暖かい環境を作ろうとしているようです。
先ほども紹介したようにマングースとの決闘は行っていませんが、先端が二股に分かれた棒を使ってハブを捕獲するところを見せてもらえました。おじさんはいとも簡単に捕まえていましたが、過去にハブに噛まれた経験があるとのこと。すぐ血清を打ったため命は助かったものの、数年経った今でも痛みは残ってるそうです。恐るべしハブの毒性……。
そうそう、ショーではハブを直接触らせてもらうことも出来ました。ヌルっとまではいきませんが、しっとりしていてすごく弾力がありました。美容に良いと言われたら納得してしまいそうな感じです。
実際、ハブセンター近くのショップではハブの油を原材料にした「ふ泡ふ泡(ふわふわ)」という石鹸も販売されているとのこと。おじさんが猛プッシュしていました(笑)
最後に希望者はハブと記念写真を撮ることが出来ました。僕が見た回ではお子さんが主に撮っていましたが、大人の方も撮ってましたよ。僕は何か怖かったのでやめときました(汗)
さて、ここまで琉球村の雰囲気を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
今回は2時間ちょっとの滞在で特別何かをしたわけではないのですが、それでも楽しく過ごすことが出来ました。もしまた来る機会があれば今度は何らかの工芸体験をしてみたいですね。良い思い出が作れそう。
琉球村は昔ながらの沖縄の文化に触れることが出来るおすすめスポットです。沖縄旅行をする際には、ぜひ選択肢のひとつに入れてみてください。