昨年、秋保温泉へ1泊2日の旅行をしてきました。
旅行前に「仙台駅から秋保温泉へはどうやって行こうか?帰りはどうしようか?」とあれこれ調べたので、その時に分かったことを記事にまとめたいと思います。
仙台駅から秋保温泉への行き方について参考になれば幸いです。
この記事では以下の方法をそれぞれ紹介していきます。
- 仙台駅から宿泊施設のシャトルバスで行く
- 仙台駅から宮城交通の路線バスで行く
- 仙台駅から愛子駅へ電車で移動し、そこから仙台市営バスで行く
- 仙台駅からタケヤ交通の「仙台西部ライナー」で行く(←おすすめ!)
なお、記事内の運賃をはじめとする各種情報は2021年3月14日時点のものとなっておりますので、あらかじめご了承ください。
宿泊施設のシャトルバスで行く
もし運行時間と都合が合うならば宿泊施設の無料送迎バスが最も楽でしょう。なんといっても「無料」なのが大きいです。
全ての施設を調べたわけではないですが、無料送迎バスは仙台駅東口のバスターミナルから出発するところが多い印象です。
はい、確かにシャトルバスは非常に便利なのですが、問題は運行時間です。
「1日1本の決められた時間のみ運行」なんてことが珍しくありません。
これは宿泊施設によって異なりますが、僕が見た限りでは多くても1日4本程度です。無料サービスとしてやっているので本数の少なさは仕方ありませんね。
また、送迎バスの乗車には予約が必要なケースや、宿泊客だけが乗車可能で日帰り温泉の客は利用不可、なんてことも施設によってはあります。
ただ、やはり無料というのは大きいので、もし時間の予定が合うならばシャトルバスが第一候補となるでしょう。
宮城交通の路線バスで行く
続いて、仙台駅前から宮城交通の路線バスに乗って秋保温泉に行く、という案です。
具体的には、仙台駅西口バスターミナルの「仙台駅前8番のりば」でバスに乗って「秋保・里センター」や「秋保温泉湯元」などでバスから降り、そこから徒歩で宿泊施設に向かう、という方法です。
秋保・里センターのホームページに宮城交通バスの「仙台駅⇔秋保・里センター、秋保温泉湯元」の時刻表PDFがあったので、リンクをはっておきます。(2020年9月14日改正最新版)
時間帯にもよりますが、だいたい1-2時間に1本のペースで運行しています。「秋保・里センター」や「秋保温泉湯元」までの所要時間は50分ほどで、運賃は大人860円・小児430円となっています。仙台駅へ向かうバスも同じです。
これらの他にも「磊々峡(らいらいきょう)」など秋保温泉周辺でいくつかバス停があるので、いずれかを利用すると良いでしょう。
宮城交通の路線バスで行く方法は、宿泊施設の送迎バス利用に比べると、運行本数が多い点で優位性があると言えるでしょう。
ただ、バス停からすぐ近くの宿泊施設ならまだしも、そうでないと歩く必要が出てくる点はツラいかもしれません。
JR愛子駅へ電車移動し、そこから仙台市営バスで行く
正直、この方法はおすすめしません。バスの本数が少ないからです。
具体的な行き方は次の通り。
- 仙台駅からJR仙山線に乗って愛子(あやし)駅で降りる
- 愛子駅すぐのバス停「愛子駅」へ移動する
- 仙台市営バスに乗り「秋保・里センター」や「湯向」などで降りる
- 宿泊施設へ歩いていく
このように仙台駅からJR仙山線に乗る必要がありますが、電車は1時間に3本程度しかありません。さらに、愛子駅のバス停からの秋保温泉へのバス(「秋保・里センター経由」のもの)は1日に計7本しかありません。
これまた秋保・里センターのホームページにJR仙山線と仙台市営バスの時刻表を分かりやすく整理したPDFがあったのでリンクがあったのではっておきます。(市バス2020年4月1日改正版・JR仙山線2021年3月13日改正版)
運賃については、仙台駅から愛子駅まで大人330円(子供160円)、愛子駅のバス停から「秋保・里センター」まで大人430円(子供220円)となっています。
つまり、トータルでは大人なら760円、子供なら380円かかります。
所要時間は、電車やバスで移動している時間だけでも40~50分程度かかります。これに乗り換えの時間が加わります。
運賃だけを見れば、上で紹介した宮城交通バスを利用するより安いですが、バスの運行本数や乗り換え時の待ち時間を考えると、あえてこの行き方を選択する必要はないのではないかと考えます。
タケヤ交通の「仙台西部ライナー」で行く
僕が実際に秋保温泉へ行った時に使った交通手段であり、みなさんにおすすめしたい交通手段でもあるのがタケヤ交通の「秋保・川崎 仙台西部ライナー」です。
この西部ライナーの特徴として、
- 仙台駅前から秋保温泉の主要な施設へ直接行ける
- バスの本数が多い(1時間に1本)
- 運賃は秋保温泉の各バス停まで大人860円(小児430円)
- 往復券の場合は大人1,600円(小児800円)
- 秋保・里センターまでの所要時間は40分程度
といったものが挙げられます。
個人的には、上2つの特徴がとりわけ良い点だと思っていて、それらこそ宮城交通バスや愛子駅からの仙台市営バスを選ばず、タケヤ交通のバスを選んだ最大の理由となっています。
西部ライナーは、秋保温泉関係だと「きよ水前」「木の家前」「佐勘前」「秋保・里センター」「緑水亭前」「瑞鳳前」「グランドホテル前」「蘭亭前」「秋保工芸の里」といった各停留所に止まります。
利用予定の施設によっては、すぐ目の前で降ろしてもらえるので移動が非常にラクです。僕が宿泊した施設も、正面玄関のすぐ脇が西部ライナーのバス停となっていました。
また、仙台駅前からは8時30分~21時50分にかけて毎時間1本運行している点もグッドです。このくらいの頻度で運行してもらえると予定も立てやすいですよね。(21時50分の便は日曜・祝祭日以外の運行)
タケヤ交通の公式ホームページには詳しい時刻表が掲載されているのでチェックしてみてください。(時間帯によって止まらないバス停もある)
この「仙台・秋保 西部ライナー」は仙台駅前の63番乗り場から発車していますよ。
なお、西部ライナーは基本的に予約制ではなく、他の路線バスと同じく停留所で待っている順に乗っていく形です。そのため、仮に満員の場合は次の便を待つことになる点はご注意ください。(これは他の路線バスと同じ)
僕は西部ライナーを使うことで行き・帰りともに快適にラクに移動することができました。
これから秋保温泉へ行くよ、公共交通機関を使って行くよ、という方はタケヤ交通の西部ライナーを候補として検討してみてください。