ブログやSNSの写真用にPVC背景紙を購入しました【使い勝手◎】

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こんにちは。更新が少ないながらもブログを数年間やっているエヌジマです。

みなさんはブログ・SNS・フリマアプリなどに載せる写真にこだわっていますか?

僕は購入品のレビュー記事を時々書いているものの、小物についてはテキトーな場所で撮った写真をこれまで掲載してきました。

エヌジマ
紹介する物がしっかり写ってさえいれば問題なし!

物撮りについてこう考えていたからです。

しかし、最近いろんな人のブログやSNSの写真に影響され、気持ちが変わってきました。

  • もうちょっと綺麗な写真を撮りたい
  • 清潔感のある写真にしたい
  • 掲載写真に統一感を持たせたい

一言で表すと、これまでよりも見栄えを良くしたくなったのです。

上記の目的を果たすため、高い買い物になりそうな「カメラの新調」ではなく、気軽に手を出せそうな「背景紙の購入」に踏み切りました。

実際に購入したのがコチラ。

PVC(プラスチックの一種であるポリ塩化ビニル)素材の背景紙です。

本記事では「撮影ボックスではなくPVC背景紙を選ぶに至った経緯」「実際にPVC背景紙で撮影している様子」を書いていきます。

結論から言うと「もっと早く買っておけばよかった!」と思えたアイテムでした。

ブログだけでなくインスタや楽天ルームなどのSNS、そしてメルカリなどのフリマアプリに載せる写真の背景について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

撮影ボックスの購入も考えたけれど

レビュー用写真の背景について調べていたところ、ブロガーやフリマアプリ出品者の中には「撮影ボックス」なるものを使用している人がいると知りました。

撮影ボックスとはこういうものです↓

撮影ボックスは様々なメーカーから発売されており、その大きさやライトの有無、そして価格までピンキリなものとなっています。

正直、僕は撮影ボックスを第一候補に考えていました。以下の利点があると感じたからです。

  • ボックス内に被写体を置くため余計な写り込みを避けられる
  • 組み立てが簡単で使わない時は畳んで収納できる
  • ライト付きならば昼も夜も時間帯によらず同条件で撮影できる

ただ、いろんなレビュー記事を見ていくと気になる点もありました。

  • ボックス内に入らないものは撮影できない
  • サイズが大きく高輝度のライトが付属しているボックスはなかなかのお値段

一つ目は当然と言えば当然ですね。ボックス内に入らない物は撮影しようがありません。

また、仮にボックス内に入るものだとしても、被写体の左右に十分な余白となるスペースがない場合、左右の壁の境界が写り込んで不格好になってしまうケースもあるようです。

それならば大きいサイズのボックスを選べば良さそうですが、さらに高輝度のライトも付属していてほしいとなると、値段が1万円近くになってしまいます。

高頻度でレビュー用の写真や出品用の写真を撮るならまだしも、そんな頻繁に撮る予定はなかったので今回は購入を見送ることにしました。

ただ、時間帯や天候によらず、いつでも同じ明るさで撮影できる点は魅力的。いつか使ってみたいなと思います。

背景紙(PVCシート)を購入した理由

撮影ボックスではなくPVC素材の撮影シートを購入したのは、多くのブロガーが利用していたのもありますが、何より安くて使い勝手も良さそうだったからです。

僕が購入したPVC背景紙はつや消し(光沢なし)タイプで、70cm×140cmが2枚あわせて3,000円しないくらいでした。

背景紙を購入した他の方々の記事には「背景紙用のスタンド」や「背景紙をスタンドに留めるクリップ」もあわせて買った方が便利であると書かれていました。

こういったものですね↓

しかし、僕は購入しませんでした。

エヌジマ
こういったものを揃えるとプラス数千円の出費になるなあ。家にある折り畳みテーブルと、あとは太めのマスキングテープでも買えばなんとかなるんじゃない?屋外で撮影するつもりもないし、スタンドやクリップは必要だと感じたら改めて買うことにしよう。

こういう考えがあったからです。

撮影ボックスと違って背景紙のみを撮影道具とする場合、時間帯や天候に左右されてしまうのは気がかりでしたが、「撮れる時にまとめて撮ればいい」と考えることにしました。

余談:画用紙も試したけれど

PVC背景紙を購入する前、100均やホームセンターで白の画用紙(A3や四つ切サイズ)を買い、背景紙として試したことがありました。

できあがった写真は個人ブログに掲載するなら十分といった感じ。

その時は「わざわざPVCシートを買わずとも画用紙でいいのでは?」と思ったのですが、画用紙の状態を保つのが大変だということに後々気が付きました。

  • 皺(しわ)がつきやすい
  • 折れ曲がれやすい
  • 汚れやすく、その汚れをとりにくい
  • 水に弱い

こういった特徴があるため、撮影中だけでなく保管時もとても気を使います。

一方、PVCシートは汚れても水拭きできたり、保管も軽く丸めて立てておけばよかったりと扱いが楽です。

普通の画用紙に比べたら値段は高いですが、どうしても使い捨てが強いられる画用紙に対し、手入れが楽で長く使い続けていけるという点にPVCシートの優位性を感じます。

背景紙(PVCシート)を使って撮影してみる

前置きが非常に長くなってしまいましたね。ここから購入した背景紙を紹介していきます。

注文後、こんな感じに梱包されて届きました。背景紙のサイズが70cm×140cmなので箱も大きいですね。

箱から出してみましょう。

箱から出した写真撮影用背景紙(PVCシート)

こんな感じに丸まっていました。

広げてみると、背景紙を拭くためのマイクロファイバークロスが一緒に入っていました。

写真撮影用背景紙とセットになっていたお手入れクロスの画像

このクロスにはお手入れ方法に関する紙がついていて、次のような内容が書かれていました。

PVCという素材の性質上、静電気によってホコリが付着しやすく、そういったホコリや油性の汚れが気になる際にはクロスを使って乾拭きすると良い。また、しつこい汚れはクロスに中性洗剤を湿らせたもので拭くと大抵の汚れは落とせる。

さて、背景紙をセッティングしていきますよ。

まず部屋にあった折りたたみテーブルの上に広げてみました。

折りたたみテーブルの上の写真撮影用背景紙
広げた白い写真撮影用背景紙

高さのない被写体ならば、この状態でも十分撮影できます。

ただ、せっかくなので高さがあるものでも撮影できるようにしていきます。

マスキングテープで壁に取り付けた写真撮影用背景紙

背景紙の端っこを壁にぺたり。

一般的には撮影スタンドのクリップに挟むところですが、僕は当面このスタイルで。

マスキングテープのアップ画像

分かりにくいかもしれませんが、この画像(↑)のようにマスキングテープによって壁に貼り付けています。

この状態で撮影するとどんな写真になるか、背景紙の固定に使用したマスキングテープを被写体として見てみましょう。

なお、2016年発売の「iPhone SE」で撮影した写真のサイズ・画質を落としてそのまま載せています。(ここまでの写真も明るさ調整や色調補正はしていません)

エヌジマ
本当は画質を落としたくないのですが、本記事は画像が多くて画質を落とさないとページ表示速度に影響するためやむを得ず……。
PVC背景紙を使って撮影した写真1
PVC背景紙を使って撮影した写真2

少し高さのあるものとして、ミミズクの置物も。

白い撮影用背景紙を用いたミミズクの置物の写真

何にも考えず、ただ背景紙の上に物を置いてスマホで撮っているだけにしては、なかなか良い感じではないでしょうか。

一緒に買った黒い背景紙も使ってみます。

黒い撮影用背景紙を用いたミミズクの置物の写真

あまり高さのないものとして、お菓子のパッケージも撮ってみました。

黒い撮影用背景紙を用いたお菓子の箱の写真

こんな感じです。

撮っていて思ったのは「扱いやすいのは白い背景紙の方だな」ということです。自然光の下で撮ったからそう感じたのかもしれません。黒い背景紙だと光の調整が難しい印象です。

ミミズクの置物の写真を見比べてもらえると分かりやすいかと思います。白い背景紙の方は自然ですが、黒い背景紙の方は変に光が写りこんで不自然ですよね。

ただ、同じ時間帯、同じ場所で撮ったお菓子の箱の写真は割と自然なので、慣れてきたら問題はないのかもしれません。白い背景紙とは違う引き締まった印象の写真が撮れる黒い背景紙。使い分けていけたら良いですね。

PVC背景紙の保管時の写真

撮影が終わったら軽く丸めて届いた時の状態にして保管しています。

▼追記(2021年6月27日)

背景紙を使った写真を追加で載せておきます。

何も頭を使わず背景紙の上に載せるだけでこういった写真が撮れます。

これらも画像加工(色や明るさの調整)はしていません。それぞれで色味が異なって見えたり、上の方の画像よりも明るく見えたりするのは、撮影時の天気や時間帯がバラバラなためです。

▲追記ここまで

余談:背景紙スタンドは必要か

もしスタンドがあれば、場所に縛られずに撮影することが可能になります。

僕は部屋の壁に貼り付けて使っていますが、スタンドがあれば屋外などの壁がない場所でも撮影可能になります。

まあ屋外で撮ることはあまりないとしても、屋内で良い感じに光が入ってくる場所に自由に動かせますし、もしライトを使って撮影したい場合には位置の微調整がききます。

今のところ購入する予定はありませんが、「あったらあったで便利だろうな」と思います。

メリットとデメリットを踏まえた上で

実際に何度か撮影をするなかで、背景紙(PVCシート)を使うことのメリットとして、以下のようなものがあると感じました。

  • 統一感のある写真を簡単に撮ることができる
  • 清潔感のある写真を簡単に撮ることができる
  • 被写体が映える写真を簡単に撮ることができる
  • 皺(しわ)や汚れに強くサッと拭くだけで簡単にお手入れができる
  • サッと巻くだけで簡単に後片付けができる

被写体の背景が全面同色になること、そして余計なものが写り込まないことから、統一感と清潔感のある写真の撮影が可能になります。

また、被写体の魅力をダイレクトに伝えやすい写真となるため、ブログで商品レビューを書いたり、メルカリなどのフリマアプリで出品したりするのに有用です。

単なる画用紙と異なって皺や折れ曲がりに強く、仮にしつこい汚れが付着しても水拭きできるため、使用時や保管時に神経を使わなくて済むのもメリットですね。

そして、撮影後にはサッと巻いて立てておけば片付け完了となるので、僕と同じく面倒臭がりな人にはこれもメリットと言えるでしょう。

一方、次の一点が背景紙(PVCシート)を使うことのデメリットとして感じました。

  • 静電気が発生しやすくホコリや髪の毛が付着する

静電気が発生しやすいPVC素材ということで、ホコリや髪の毛が付着するのは何回か使っていて気になりました。

もちろん、ホコリが全く付着しないのならばそれに越したことはないですが、このデメリットは(面倒くさがりな僕にとっても)さほど大きいものではありませんでした。

なぜなら、マイクロファイバークロスや適当な布でサッと拭いてしまえばそれで終わりだからです。

それに静電気スプレーを振りかけておけばホコリなどの付着も少なくすることができるでしょう。

エヌジマ
このデメリットよりも先に挙げたメリットの方が大きく、それゆえに背景紙(PVCシート)の使用をみなさんに提案したいというわけです。

「ブログ・SNS・フリマアプリ用の写真を綺麗に撮りたい」と思っている方は、ぜひ背景紙(PVCシート)の利用を候補に入れてみてください。

▼追記(2021年6月27日)

購入してから1年以上経過しましたが、いまだに活躍してくれています。当ブログのレビュー記事だけでなく、楽天ルームのオリジナル写真を投稿する際にも重宝しており、背景紙を購入したのは正解だったと感じています。

▼僕が購入した背景紙

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