こんにちは。ブログに購入品のレビュー記事を書いたり、楽天ルームにオリジナル写真を載せたりしているエヌジマです。
今この記事をご覧になっているということは、写真撮影時の背景紙について興味をお持ちであると推察いたします。
もしかしたら「どんな背景紙を選べばいいのか分からない」「自分に合った背景紙はどれだろう?」といった悩みや疑問も同時に持たれているかもしれません。
そこで本記事では、簡単に綺麗な写真が撮れる「PVC背景紙」について、その選び方の基準とAmazonで購入可能なおすすめの商品をまとめてみました。
あなたが背景紙をスムーズに選べるよう力になれたら幸いです。
- PVC背景紙の特徴が分かる
- PVC背景紙を選ぶ基準が分かる
- 重視する基準ごとのおすすめPVC背景紙が分かる
PVC背景紙を選ぶ基準
まず、簡単にPVC背景紙の特徴について触れておきましょう。
- ポリ塩化ビニルというプラスチックの一種が素材である
- 模造紙と異なり折り目が付きにくく耐久性も強い
- 濡れたり汚れたりしても布などで乾拭きや水拭きをすればOK
- 静電気でホコリが付きやすい(唯一のデメリットか)
このように普通の紙と違って耐久性やメンテナンス性に優れているため、商品撮影用に1枚持っていると長持ちして重宝するのがPVC背景紙です。
上で静電気の問題を挙げましたが、布やティッシュでサッと拭いたり、静電気防止スプレーを使ったりと簡単に対策できます。そのため、僕自身大きなデメリットだと感じたことはありません。
PVC背景紙は共通して上記のような特徴を持っているため、それ以外の部分で商品を選ぶことになります。
僕が考えるに、その主な選び方の基準は「値段」「カラー」「サイズ」「光沢の有無」の4点です。
それぞれ詳しく書いていきます。
値段
まずはPVC背景紙の値段です。買い物をする際にハズせないのが値段という基準ですよね。
ただ、PVC背景紙においては、その製品特徴(同素材を利用したシートである)ゆえに大きな値段の差が生じることはありません。同サイズのものであれば、だいたい似たような値段です。
洋服や化粧品などのように「ピンからキリまで」とはなっていないため、PVC背景紙を選ぶ際のポイントとして、値段の違いはそんなに重要ではないのかなと思います。
とはいえ、初めて背景紙を買う場合に「なるべく費用を抑えたい」となる気持ちはよく分かるので、後ほどAmazonの中でも安価な商品を紹介します。
カラー
次にPVC背景紙のカラーです。
写真の背景を何色にしたいかで選ぶ商品も変わってくるので、このポイントは重要です。
ただ、商品一覧を眺めてみると分かるのですが、カラーバリエーションはそう多くはありません。「白」と「黒」がほとんどで、たまに「グレー」や有彩色が目に入る程度です。
多くの通販サイトやECショップの商品写真の背景が「白」や「黒」であるように、やはり物撮りの背景としては対象物を目立たせる「白」や「黒」の需要が多いのでしょう。
しかし、色の付いた背景を求める方も当然いらっしゃるでしょうから、後ほどカラーバリエーションのある背景紙を紹介しますね。
サイズ
これまた重要なポイントとなるのがPVC背景紙のサイズです。
Amazonで販売されているPVC背景紙は、だいたい下記のいずれかのサイズ(縦×横)です。
- 60cm×130cm
- 70cm×140cm
- 100cm×200cm
- 120cm×200cm
どのサイズを選ぶかは、撮りたいと考えている被写体の大きさによって変わってくるでしょう。
後述するように僕は70cm×140cmの背景紙を所有しており、ガジェットやスキンケア用品などの小物、お皿に乗せたスイーツあたりを撮影するのに使っています。
そういった物は問題ないのですが、リュックくらいの大きさになると全体を引きで撮影するのは難しく、ある程度寄らないと背景紙の外側まで写真にうつってしまいます。
大は小を兼ねるとも言うため、とりあえず大きめのを買っておくというのも一つの手です。
ただ、100cm×200cmの背景紙は、実物を目にすると想像より大きく感じるかもしれません。無印良品の脚付きマットレス(シングル)が98cm×198cmですからね。それと同じくらいのサイズです。
とはいえ、ゆるく丸めて立てておけるのがPVC背景紙なので、保管スペースはそこまで大きく取らないと思いますよ。
光沢の有無
最後にPVC背景紙の光沢の有無についても触れておきましょう。
PVC背景紙の表面には「光沢タイプ」と「非光沢(つや消し)タイプ」があります。
文字通り、表面に光沢があって反射するかそうでないかの違いです。
これも好みですが、初めてならば「つや消しタイプ」だと被写体が反射して写り込む(湖の側に生える木々が湖面に映っているイメージ)を気にせず済むので良いかもしれません。
もちろん、光沢タイプも被写体の影を活用することでオシャレさや高級感を演出できるため、決して悪いわけではありませんよ。
PVC背景紙のおすすめ商品8選
さて、Amazonで購入可能なPVC背景紙を8つ見繕ってみました。
「こんな人にはコレがおすすめ」という形式で紹介していくので、参考にしてみてください。
あまりお金をかけたくないなら
なるべく安い値段で済ませたい場合におすすめなのが、このPVC背景紙です。
- 大きいサイズは避けた方が良いだろう
- 2枚入りより1枚入りの方が良いだろう
- 1枚入りなら汎用性のある白色のものが良いだろう
こういった考えのもと、「60cm×130cm」という標準的なサイズの中で最も価格の安かった(投稿日)当商品をチョイスしました。
また、費用面を重視する人はPVC背景紙を購入するのが初めてだと思われます。
そこで「光沢ありの面」と「光沢なしの面」を併せ持つ当商品であれば、「自分好みの写りの方を選んで使い続けられるだろう」ということで選びました。
白色と黒色のセットが欲しいなら
白色だけでなく黒色の背景紙も欲しい方には、次の2つの商品をおすすめします。
これは「70cm×140cm」の背景紙が白・黒1枚ずつ入っています。
なぜおすすめかというと、僕自身が実際にこのiMakim‘sのPVC背景紙を使っているからです。
両面ともに光沢のないタイプで、裏表や反射を気にせず撮影できるので楽ですよ。
購入から1年以上経っていますが、今も大活躍中の背景紙です。
こちらの背景紙は「60cm×130cm」で僕が使用しているのより少しだけ小さいサイズです。
ただ、実際に「70cm×140cm」の使っている身としては「60cm×130cm」でもあまり変わらないように思います。
もし「50cm×120cm」だったら横幅が狭く感じそうですが、僕としては60cmあれば十分です。
なお、このPVC背景紙は「光沢ありの面」と「光沢なしの面」を併せ持っているため、光沢ありの背景紙に興味があればこちらの商品もおすすめですよ。
豊富なカラーバリエーションを求めるなら
ここまで白と黒の背景紙だけを紹介してきましたが、有彩色の背景紙も存在しますよ。
商品ページではピンク以外に水色や赤なども選択できます。
サイズは「70cm×140cm」と標準的で、両面ともに「光沢なし」となっています。
明るい色のPVC背景紙は多くないため、カラバリを求めている方には強く推したい商品です。
そう思って調べてみると、取り扱い開始が2020年10月26日となっていました。最近はこういったポップな色のPVC背景紙も出てきているんですね。
ピンクや赤はスキンケアアイテムやコスメ用品との相性がとても良さそうですね。
▼追記(2021年7月17日)
Amazonを見ていたらグッとくる色とりどりの背景紙を見つけたので紹介します!(記事タイトルが7選から8選になりました)
ポップな色合いの背景紙が9枚も入っています。両面ともに非光沢面です。
これだけ多くの色があるため、撮影の幅が広がること間違いなしです。
商品ページでは「70cm×150cm」に加え「50cm×100cm」や「100cm×150cm」も選べました。
※追記日時点の情報ではあるものの、「100cm×150cm」は人気があるのか次回入荷が10月になっていました。
▲追記ここまで
大きいサイズを求めるなら
「60cm×130cm」や「70cm×140cm」では小さく感じるなら次の2点を薦めます。
こちらは「120cm×200cm」と非常に大きな背景紙で、「光沢ありの面」と「光沢なしの面」を併せ持っています。
「背景布」ではない「背景紙」としてはAmazon内で最大級の商品です。
これだけ大きいと撮影可能な対象物の範囲もグッと広がりそうですね。
こちらは「100cm×200cm」の白と黒の背景紙が1枚ずつ入った商品です。
先述したように、無印良品の脚付きマットレス(シングル)が「98cm×198cm」なので、この背景紙もまたビッグサイズな印象を受けます。
すぐ上の「120cm×200cm」の背景紙と同ブランドですが、「100cm×200cm」2枚セットの方は「両面ともに光沢なし」と商品ページに記載されています。
本当に小さな物だけを撮影するなら
最後に紹介するのがコチラの背景紙です。
「40cm×66.5cm」というサイズ感から分かるように、この商品は小物撮影に特化しています。
小物と言っても本当に小さな物(たとえば化粧品やアクセサリーなど)をアップ気味に撮影するのに向いていそうです。
1枚のサイズが小さいため、この値段で4色がそろうのは嬉しいポイントですね。
なお、白と黒は「光沢ありの面」と「光沢なしの面」を併せ持っており、それ以外の桃や青は「両面ともに光沢なし」となっています。
このサイズなら収納もコンパクトに済みますし、小さな物だけを撮る予定の方には最も推したい商品です。
Amazonで買えるおすすめPVC背景紙のまとめ
ここまで本記事では、以下の基準をもとに8つのPVC背景紙を紹介してきました。
- 値段
- サイズ
- カラー
- 光沢の有無
どのポイントを重視するか決めることで、背景紙選びもスムーズに行くのではないかなと思います。
それでも迷ったならコレ!
そう簡単に言われても選べない……というあなたには僕のイチオシ背景紙を紹介します。
その背景紙とは、記事内で紹介した「iMakim’s」というブランドの「つや消し白黒2枚セット(各70cm×140cm)」です。
- 標準的なサイズ(70cm×140cm)
- 使い勝手の良い白と黒のベーシックカラー2枚セット
- 両面が非光沢面であるため裏表や反射を気にせず済む
また、参考として、この背景紙を使って撮影した画像を1枚載せておきます。
こんな感じの写真が簡単に撮影できますよ。
この背景紙については、以前書いたブログやSNSの写真撮影用にPVC背景紙を購入しました【使い勝手◎】で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてみてくださいね。
それでは今回はこの辺で。最後までありがとうございました。
▼ターポリン素材の背景シートという選択肢も
ピノスタジオの背景布シートと専用取付ボードを購入しました【白木目・コンクリート柄】