どうも、「ウイイレ3 ワールドカップフランス’98」が初プレイ、2002年の「ウイイレ6」からは毎年新作を購入し続けてきているエヌジマです。
2003年の「ファイナルファンタジーX-2」以後はウイイレ以外のゲームは購入しておらず、PS4もウイイレのために購入したほどのウイイレ好きです。
いわゆる「ガチ勢」ではないのですが、オンライン対戦、ここ何作かは「myClub」を楽しんでやっています。楽しみながらと言いつつも、やはり勝敗が決まるものですから勝ちたいという気持ちはあるわけです。
そんな中、ずっと悩みのタネだったのがラグやカクつきでした。
回線が悪いわけではなさそう
「ウイイレ2019」の「myClub」における「ランクマッチ」でも相変わらず「ラグいし、重いし、カクつくなあ…」と感じる試合が大半。通信回線の相性レベルをマックスの5にしているのにです。もちろん有線接続。
発売直後には「マッチングが正常に機能しない場合がある」という不具合がコナミから報告され、その後のメンテナンスで修正されたものの、僕の環境では変わらず。
快適な試合が1割、遅延などを感じる試合が9割、誇張抜きでそんな感じでした。
こうなると自分の環境がおかしいと考えるのが自然で、とりあえず「PS4>ネットワーク>インターネット接続を診断する」で通信速度を測ってみたところ、ダウンロードが418.3Mbps、アップロードが46.0Mpbsでした。
この後も10回くらい繰り返したところ、だいたいダウンロードが200-480Mbps、アップロードが40-50Mbpsの範囲で推移しました。(平日21時台に計測)
確かに「NURO 光」なんかはもっと速度が出るかもしれませんが、うちの「auひかり」も速い回線として紹介されていたりしますし、そもそもネット対戦に速度はそんなに重要でない、なんて話も聞いたことがあります。
「重要なのはping値の低さである」というのもよく聞く話ではあるものの、「ゲームのping値はゲーム内でしか計れない」らしく、ウイイレではそのような機能はありません。
しかし、回線自体に問題があるかもしれないので、インターネット回線の速度やping値の測定が可能なhttp://www.speedtest.net/を試してみました。
ping値が13ms、ダウンロードが455.11Mbps、アップロードが630.24Mpbsでした。
こちらも10回くらい繰り返してみたところ、ping値は13-15msで推移し、ダウンロード・アップロードは上記の値からプラスマイナス50Mbpsの範囲で推移する結果となりました。(平日21時台にノートパソコンから計測)
これらを見る限り、回線それ自体に問題があるようには思えませんでした。
LANケーブルの見直しやポート開放もしたけどダメ
回線じゃないなら何が原因なんだろう、ということで「PS4 ラグ」などでネット検索し、出てきたものを手当たり次第に試してみました。
まず、LANケーブルに関しては問題ないと思いました。なぜなら、上の画像にある通り速度が出ていますし、ノートパソコンでhttp://www.speedtest.net/にて計測した時に使用したLANケーブル、それをPS4に繋いでいるからです。
また、ポート開放を試みたものの、特に状況は変わりませんでした。ポート開放の方法については、ここでは割愛します。「PS4 ポート開放」で検索するとやり方の書かれたサイトがヒットするかと思います。
これらの他に、ONUやルーターの再起動といった基本的なこともおこなったのですが、やはり状況は好転しません。
テレビが原因っぽい
もはやお手上げ状態だったのですが、まだ心当たりのあるものがありました。
SHARPの「AQUOS LC-26E7」という2010年製のテレビ、僕がPS4をプレイしていたテレビです。調べたところ、SONYの「BRAVIA」や東芝の「REGZA」などのような、遅延対策が優れているテレビではない感じでした。
そこで家にある他のテレビ(偶然にもリビングにあるのが「BRAVIA」だった)でウイイレをしてみたところ……全然違いました。
気のせいなんかではなく、誰もが体感できると思わせる違いでした。選手がすごくヌルヌル動きます。ドリブルがとてもやりやすく、ディフェンス時も「え?今の入力で間に合うの?」と感じる場面が多くありました。
続けて何試合かやってみてもそれが感じられたので、直後にいつもの「AQUOS」でやってみたところ、やはり非常にやりにくさ、特にカクつきを感じました。
I-O DATA「EX-LDGC251TB」を購入
「テレビが違うだけでこうも違うのか」と思った僕は、テレビをなんとかすることにしました。
テレビをなんとかする、と言ってもウイイレだけのために新調する気にはなれませんでした。今のテレビも視聴自体は問題なくできますし、遅延対策のなされたものを新たに購入するとしたら数万は必要になりますからね。
そこで思いついたのがゲーミングモニター。価格はピンキリですが、コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)のみでの使用であれば高スペックのものは必要なく、1万円台でそれなりのものを購入できます。
Amazonでにらめっこした挙句に僕が購入したのは、I-O DATAの「EX-LDGC251TB」というゲーミングモニターでした。
このモニターには「0.8ms・60Hz」、「0.7ms・144Hz」、「0.6ms・240Hz」の3種類が用意されています。
左側の数字が応答速度、右側の数字がリフレッシュレート(ざっくり言うと1秒間に画面を更新する回数。60Hzなら60回。)です。
応答速度の数値が低いほど、またリフレッシュレートの数値が高いほど高性能なものとされていて、その分値段も高くなります。
PS4オンリーな使い方を予定していた僕は、「0.8ms・60Hz」という一番安価(税込16,000円くらいでした)なものを選びました。
さて、実物はこんな感じです。
サイズは24.5インチ。ゲーミングモニターとして最適なのは21-24インチ程度らしいので、まあ良い感じではないでしょうか。
音質はそれなりです。決して良いとは言えませんが、ウイイレをするうえでは全く問題になりません。ゲーミングモニターで音質を求める場合、別にスピーカーを用意する方が多いようです。
肝心のオンライン対戦の感想ですが、もっと早くゲーミングモニターを買っておけばよかったと思えるほどのものでした。
以前と比べ、ラグやカクつきを感じる回数が大幅に減りました。こんなにも変わるのかって感じです。以前の程度を10とすると、このゲーミングモニターを利用してからは1-2くらいの体感です。
ゼロにならないのは、対戦相手の回線が悪い場合があるためです。
さすがにゲーミングモニターを使っても、電波が1本2本出る試合では厳しいです。
それでも電波が出ない程度の試合ならば「なんとかなった」なんてことも多くありました。
もちろん、テレビからモニターに変えても「腕自体」は急に変わりません。勝率が急上昇するわけでもなく、上手い相手とやると普通に崩されてやられます。
しかし、「試合の楽しさ」は格段に良い方向に変わりました。
これまでは毎試合のように遅延を感じ、ストレスのたまることもありましたが(それでもまたやりたくなるのがウイイレですが)、その頻度がかなり低くなったことはもちろん、仮に重い試合でもなんとか食いつけるので、1試合1試合を楽しんでやれています。
感覚の話ばかりになってしまったので、現時点でのmyClubの戦績も載せておきます。
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— エヌジマ (@njimeishi) 2018年9月25日
スクショ撮影時はレート872。レート900とか1000とかいってからアップしろと言われそうですが、前作700台をウロウロしてた僕が安定して800台にいられるのは、間違いなくモニターのおかげだと思っています。
おわりに
今回は「ゲーミングモニターを買ったところラグやカクつきが軽減された」ということを書いてみました。
通信回線やら住環境やら使用している周辺機器やらは個々人で異なり、モニターを購入すれば万人が問題を解決できるわけでは恐らくないでしょう。
しかしながら、ひとつの方法として「特別な遅延対策のされていない液晶テレビ」から「遅延対策の施されたゲーミングモニター」へプレイ環境を変える、という選択肢もあることを知っていただければと思います。
同価格帯のモニターもいろいろとあるので、興味のある方は購入者レビューなどを見比べてみてはいかがでしょうか。