【分解せず】PS4コントローラーが勝手に動くのでコンタクトスプレーを使ったら直りました

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本記事では、調子が悪いPS4コントローラーに「KUREのコンタクトスプレー(接点復活剤)」を使って自己修理を試みた時のことをまとめています。

結論から言うと、コントローラーを分解せずとも隙間から噴射することで症状が改善しました。

分解方法を紹介するサイトや動画もありますが、僕と同じく手先が不器用で自信のない場合は、分解しない当記事の内容が参考になるかもしれません。

なお「保証期間が過ぎている」かつ「PS4コントローラーが品薄状態である」という状況においてダメ元で試した内容なので、もし試す際は自己責任のもとお願いします。

アナログスティックの調子が悪い

勝手に動くPS4コントローラー

PS4コントローラーのアナログスティック、それも左右両方のスティック(L3ボタン・R3ボタン)の調子が悪くなってしまいました。

日常的にサッカーゲームの「ウイイレ」をしており、これがなかなかスティックを酷使していたようです。

操作中に選手が勝手に左に動いたり、後ろにドリブルしたりするようになってしまいました。

ウイイレでの説明になり申し訳ありませんでしたが、勝手に意図しない入力がされてしまって困っているという状況です。

保証期間内なら修理に出すのが第一選択肢

PS4コントローラーにおけるアナログスティックの不具合に悩む方は多いようです。グーグルやツイッターで検索すると「勝手に動いてしまう」という報告を多く目にします。

そういった場合、まず選択肢として考えるべきなのはSONYに修理を依頼することです。

保証期間内であれば無料で修理・交換してもらえ、確実に直ることが期待できるからです。

注意
もし自分で分解して直そうとして失敗した場合、その「分解した」という行為のせいで修理を受け付けてもらえなくなります。本記事で紹介する方法は分解こそしませんが、もしかしたら修理を受け付けてもらえなくなるリスクがあるのでご注意ください。

もし保証期間内だったならば僕も修理に出していました。(残念ながら期限切れ)

保証期間終了後のPS4コントローラーの修理代は4,950円(税込・投稿日時点)もかかります。申し込みや梱包、発送の手間もかかりますし、修理に出してから戻ってくるまでの時間(これは保証期間内もですが)もかかります。

それならいっそ新品を購入した方が良い気もします。

しかし、新品の純正コントローラーは定価で6,578円(税込)。しかもソニーストアでは入荷待ちが続く品薄状態で、Amazonでは9,000円~10,000円程度で販売されている現状です(投稿日時点)。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

KUREのコンタクトスプレー(接点復活剤)を購入

そんな中で知ったのがコンタクトスプレーの存在です。

様々なサイトやSNSで「コンタクトスプレーを吹きかけたら直った」との書き込みを見かけました。

もちろん全員のコントローラーが直っていたわけではありませんが、僕の置かれた「保証期間は終了済」で「コントローラーも品薄」という状況を考慮して試そうと思いました。

KUREのコンタクトスプレー画像

さっそく近くのホームセンターに行って購入してきました。税込価格で968円でした。

ただ、Amazonだともっと安い価格で売っていたので、今すぐに試したいとかでなければ通販で買うのをおすすめします。

エヌジマ
コンタクトスプレーが買える場所はホームセンターやカー用品店など。そういったお店が近くにない場合も通販の方が楽かと思います。

これがどんな製品なのか、KURE公式サイトから製品説明の一部を引用します。

特殊置換性オイルがカーボンや汚れ、異物を除去し、電気接点の接触不良を解消します。

コンタクトスプレー | 製品情報 | 呉工業株式会社

アナログスティックが誤作動するのは、ホコリ・ゴミ・汚れが溜まることが一因としてあるようなので、確かにこの製品の特徴からすると効果がありそうです。

一応コンタクトスプレーの仕様表といいますか、製品情報をまとめた表も載せておきますね。

製品名コンタクトスプレー
メーカー呉工業
希望小売価格1,100円(税込)
内容量300ml
サイズ高さ163mm×直径66mm
製品重量310g
成分鉱物油、防錆剤、石油系溶剤
用途電気系統の接点の機能回復・電気接点の機能回復

KUREのコンタクトスプレーを選んだ理由

接点復活剤は様々なメーカーから販売されていますが、その中で「KURE」の製品を選んだのは次の理由があったからです。

  • KURE製品への信頼感や親近感があった
  • 細い延長チューブが付属していて隙間に噴射できる

KUREは「5-56」シリーズというメジャーな防錆・潤滑剤を販売している企業です。

我が家にも僕が子どもの頃から常備してあり、その品質を実感してきたため、KURE製品に対する信頼感や親近感がありました。

また、細いチューブが付属しているのも選んだ理由のひとつです。

他社製品では付属していない製品もありましたが、今回はコントローラーを分解せずにスティックの隙間から噴射したいので、チューブ付きのものを購入しました。

KUREの接点復活スプレーもあったけど

KUREの中でも悩んだ別製品があり、それは「接点復活スプレー」でした。

コンタクトスプレーの300mlに対して接点復活スプレーは220mlなので、比較的使い切りやすそうだと思いました。値段も安いです。

ここで気になるのがコンタクトスプレーとの相違点。

互いの製品説明を見比べてみると、コンタクトスプレーの方にあった「ゴム・プラスチックにかかっても安心です」の表現が接点復活スプレーにはありませんでした。

今回噴射しようとしているPS4コントローラーのアナログスティック付近はまさに「ゴム・プラスチック」だったので、コンタクトスプレーの方を選びました。

エヌジマ
接点復活スプレーの方をコントローラーに使った人もAmazonレビューを見ると結構いました。

コンタクトスプレーの使い方

それではコンタクトスプレーを使っていきます。

コンタクトスプレーの缶に記載されている注意事項画像

使用前には缶に記載されている注意事項を必ず読みましょう。

「電気製品に使用する場合は必ず電源を切ってから使用する」とあったため、コントローラーに電源が入らないようPS4本体のコンセントを抜いておきました。

コンセントを抜いたプレステ4本体

今回はアナログスティックの隙間に噴射するので付属の延長チューブを利用します。

KUREコンタクトスプレーの側面にある延長チューブ

この赤い延長チューブは下に引っ張ると抜くことができます。

コンタクトスプレーに延長チューブを装着した画像

延長チューブを噴射口にセットしました。セットする時に噴射口を覗き込みながら行うのは危険なので避けましょう。

左アナログスティックの隙間にコンタクトスプレーを噴射中の画像1

スティックを倒しながらアナログスティックと本体カバーの隙間に噴射していきます。

ネット上の書き込みで「量が多すぎて漏れてきた」というものを見ていたので慎重に噴射しました。

どのくらいの量が適切なのかは分かりませんが、噴射音がしたらすぐに噴射を止めました。

コンタクトスプレー噴射後のアナログスティックの画像

噴射後は馴染ませるためにスティックをぐりぐり回します。アナログスティックがテカっており、ちゃんと噴射されていることが分かります。

左アナログスティックの隙間にコンタクトスプレーを噴射中の画像2

このテカり具合を参考にして360度くまなく噴き付けました。

トータルでは片方のスティックに「噴射音後すぐ手を放した程度の量」を5か所に噴き付けることになりました。

右アナログスティックの隙間にコンタクトスプレーを噴射中の画像

同様に右側のスティックにもスプレーします。もちろん馴染ませるためにスティックをぐりぐりするのも忘れません。

作業はこれでおしまいです。分解しないぶん非常に簡単です。

コンタクトスプレーとPS4コントローラーの画像

あとは乾くのを待ちます。僕は外出前にスプレーして半日程度そのまま放置しました。

帰宅後にPS4を起動してコントローラーを使ってみたところ、勝手に動く症状が改善されていました。噴射後5日ほど経っていますが、一度も誤作動していません。

ダメ元ながら試してみて良かったです!

なお、アナログスティックの目に見える部分は今でも噴射前に比べるとテカっていますが、これは成分が幕を張っている状態なのでそう見えているのだと思います。

この状態でも問題なくコントローラーは使えていますよ。

それでは今回はこれで終わります。最後までありがとうございました。