資生堂メンの「フェイス クレンザー」という洗顔料について、販売終了となった同ブランドの「クレンジングフォーム」と比べながらレビューしてみました。
本記事の想定する読者は次のような方々です。
- おすすめの男性用洗顔料を探している方
- 安価な洗顔料ではなくワンランク上の物を使ってみたい方
- 資生堂メンの「フェイス クレンザー」の評判が気になる方
- 販売終了となった「クレンジングフォーム」を使っていた方
このような方々に向け、実際にリニューアル前の製品である「クレンジングフォーム」を使っていた僕が、画像を載せながら「フェイス クレンザー」を紹介していきます。
結論から言うと、新製品である「フェイス クレンザー」も相変わらず使い心地が良く、非常におすすめできる洗顔料でした。
詳しくは記事内で書いていきますね。
今のところ口コミがネット上に少ないので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
※サンプルの有無はショップによって異なります
本記事は2019年5月2日に「クレンジングフォーム」の紹介記事として初投稿されましたが、「フェイスクレンザー」の販売を受け、2021年7月11日に内容を大幅にリライトしました。
資生堂メンの「フェイス クレンザー」を選んだ理由
数ある洗顔料の中、資生堂メンの「フェイス クレンザー」を購入した理由は大きく2つあります。
資生堂ブランドの安心感
ブランド至上主義というわけではありませんが、長年にわたってスキンケア用品を世の中に送り出し続けてきた「資生堂」は、抜群の知名度と人気を誇っています。
もしかしたら聞き馴染みがないかもしれませんが、今から15年以上も前の2003年から存在しており、洗顔料だけでなく化粧水や乳液、顔用クリームなど多くのアイテムを展開しています。
それらのアイテムは男性特有の皮膚生理に関する長年の研究成果がベースになっているため、本格的なスキンケアを望む男性にとって、うってつけのブランドと言えるでしょう。
そんなブランドの洗顔料であれば、きっと「失敗した買い物」にはならないだろうという安心感がありました。
クレンジングフォームが良い商品だった
先述の通り、本記事は元々「クレンジングフォーム」を薦めるために書かれた記事でした。
クレンジングフォームを初めて買った際は、他の購入者による高評価レビューの多さに背中を押されたのを思い出します。
各購入者の肌質がレビュー欄に載っており、乾燥肌、脂性肌、混合肌問わず使い心地に満足している書き込みが見られました。
僕自身は自分の肌質を把握していないものの、そういった口コミからおそらく問題ないだろうと判断しました。
そして実際に使ってみたところ……
- きめ細かな泡
- 嫌みのない香り
- スッキリ&サッパリした洗いあがり
これらの点に好印象を持ち、「クレンジングフォーム」を繰り返し購入することになったのです。
このように「クレンジングフォーム」は気に入った洗顔料だったため、新製品である「フェイス クレンザー」もまた良い商品なのではないかと思い、買ってみることにしたのです。
フェイス クレンザーの概要(旧製品との違い)
資生堂メンの洗顔料が「クレンジングフォーム」から「フェイス クレンザー」へと変わりましたが、一番気になるのが「どう変わったの?」という点です。
そこで比較表を作成したうえで、それぞれの製品説明文から相違点を見出してみます。
製品比較表
製品名 | フェイスクレンザー | クレンジングフォーム |
---|---|---|
ブランド | 資生堂メン(SHISEIDO MEN) | 資生堂メン(SHISEIDO MEN) |
サイズ | 幅71mm×高さ153mm×奥行き45mm | 幅51mm×高さ149mm×奥行き45mm |
内容量 | 130g | 130g |
税込価格 | 2,750円 | 2,160円 |
グラム単価 | 約21.15円 | 約16.61円 |
香り | シトラスウッディ | フローラルグリーン |
以上、主要項目の比較表となります。変わった点と変わらない点が一目瞭然ですね。
消費者として最も気になるのは、内容量が130gと変わらないのに税込価格で600円近く値上がりしている点でしょうか。
香りも「フローラルグリーン」から「シトラスウッディ」へと変更になっています。この点は後ほど書く使用レビューで触れたいと思います。
上の表には載せなかったのですが、変わらない点としては新製品も「ノンコメドジェニックテスト済み(全ての方にニキビが発生しないということではありません)」かつ「アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないということではありません)」となっています。
説明文から見る相違点
僕が持っている「クレンジングフォーム」の箱は廃棄予定でぐちゃぐちゃになってしまっているため、製品の説明文を打ち出して画像化してみました。
言い回しが変わっているものの、本質的なところは変わっていないようなので、共通点をリスト化してみました。
- クリーミーで豊かな泡立ち
- 肌に必要なうるおいを奪わずに汚れや過剰な皮脂によるべたつきを洗い流す
- シェービングフォームとしても使える
両者間で異なっている点も存在します。
「フェイス クレンザー」の箱に書いてある次の点が大きな違いでしょうか。
「クリアスティックUVプロテクター」は日焼け止めですね。
もう片方の「ビジュアルエンハンサー」は、製品名ではなくカテゴリー名のようなもの。同ブランドから出ているアイブロウペンシルやコンシーラーなどが「ビジュアルエンハンサー」に該当します。
新製品の説明文は「簡単なメイクアップなどを落とせる」という内容が加わり、「これからの時代」を意識した洗顔料になった印象ですね。
Amazonで「フェイス クレンザー」を購入したところ、BBクリームのサンプルが付いてきました。(購入ショップによってサンプルの有無やその値段が変わってくる模様)
このBBクリームも「ビジュアルエンハンサー」に該当し、サンプルの裏面には「フェイス クレンザー」で落とせると記載されていました。
フェイス クレンザーの使用レビュー
お待たせしました。ここから実際に「フェイス クレンザー」を使用してのレビューが始まります。
使い方や使用感について
洗顔するために撮影場所を変えました。
上の写真だと「フェイス クレンザー」の容器のサイズ感が分かりやすいですかね。
続いてキャップを開けた写真です。
旧製品と同じく完全に外れるタイプのキャップではないため、慣れれば片手で開け閉めが可能です。何気にありがたい点です。
手を洗った後、洗顔料を指先に出してみたのが次の画像。
ゆるーい感じではなく、適度にしっかりしています。
本体が入っていた箱には、1回の洗顔で1cm(約1g)出して使うように書かれていました。
内容量が130gであるため、単純計算で130回分となります。
洗顔を朝と夜で1日2回する場合、2ヶ月ちょっと(65日)で使い切るイメージでしょうか。
話を戻し、次の画像に行きましょう。
少量の水を加えながら泡立てている最中です。泡のきめ細かさが伝わるでしょうか。
きめ細かい泡は旧製品から変わっておらず安心しました。お気に入りポイントの一つでしたからね。
続いて、より分かりやすい……かは微妙ですが、顔に泡が付いている状態でも撮ってみました。
しっかりと泡が肌に密着しているような感覚から、汚れや過剰な皮脂を落としてくれるんだろうなと思えました。
さて、流した後の洗いあがりの印象としては、スッキリ&サッパリした心地良さがありました。
洗浄力が弱いと小鼻あたりにベタつきが残ることもあるのですが、それはあまり感じませんでした。
また、強かったら強かったで出てくる「ツッパリ感」も無かったですね。
リニューアル前と同様、この使い心地の良さがリピートしたい気持ちにさせてくれます。
香りについて
洗顔料の香りについても触れておきましょう。
実のところ、箱から本体を取り出した時点で洗顔料の香りが漂ってきていました。
これが第一印象でした。
また、香りの特徴として「木」の要素がクレンジングフォームより強くなったように感じました。
香りの名称が「フローラルグリーン」から「シトラスウッディ」へと変わったのも納得。「ウッディ感」が前面に出てきています。
リニューアル前は控えめでほのかな香りでしたが、リニューアル後は少し主張が強くなりましたね。
三越・伊勢丹オンラインストア内のコンテンツにおいて、資生堂のマーケティング担当者が「フェイス クレンザー」について次のように述べていました。
こちらはリニューアル以前からのシトラス系の香りに、檜や白檀を加えて重厚感のある香りにリニューアルさせていただきました。
https://www.mistore.jp/shopping/feature/men_f2/mensbeauty_shiseidomen210317f2_m.html
ヒノキやビャクダン(サンダルウッドとも呼ばれる)が新たに加わり、しっかりめの香りになったということですね。
ただ、重厚感のある香りになったと言っても、嫌悪感を抱くようなしつこくてキツい香りになったわけではありません。
資生堂メンのアイテムらしい、上品で落ち着きのある香りに仕上がっています。
泡立てネットで泡マシマシ
前に当ブログで紹介したバルクオムの泡立てネットを使ってみましたよ。
さっそく見ていきましょう。
泡立てネットを使わない時との違いを分かりやすくするため、使用する洗顔料の量は同程度(1cm程度)にしています。
ネットで泡立てると、次のような泡ができました。
自分の手だけでこんな泡を作るのは至難の業ではないでしょうか。
この泡を顔に付けてみました。
「泡が長い時間持つようになったような気がする」と先述しましたが、この状態から3分後(家の中を歩き回っていた)の画像を載せたいと思います。
いかがでしょうか。途中で上を向いたり下を向いたりして風の抵抗を受けたこともあり、少し形状が変わっていますが、泡自体はまだまだ残っていますよね。
香りに関する箇所で資生堂の方による証言があったのと違い、泡持ち(?)の違いに関しては想像の域を出ません。
しかし、旧製品のクレンジングフォームでも泡立てネットを使っていた僕からすると、やはり前よりも泡が持続するようになった気がしています。
泡が持続するとシェービングの際にありがたいんですよね。
そうそう、泡立てネット不使用時と同じ角度からの画像も載せておきますね。
比較しやすいように不使用時の画像をもう一度。
この違いです。
不使用時でも十分なのですが、使用時の方が「フェイス クレンザー」の性能(?)を引き出せていて、よく洗えているような感じがします。
そしてこれだけ顔に泡を乗せているのにもかかわらず……
このように、まだまだ使っていない泡が残っているのです。もう1回くらい余裕で洗顔できます。
関連記事:【レビュー】バルクオムの泡立てネットが想像以上に良かったからおすすめしたい
資生堂メンのフェイス クレンザーはおすすめ
今回は資生堂メンの「フェイス クレンザー」について、販売終了となった「クレンジングフォーム」と比較しながら紹介してみました。
その良い点(メリット)と悪い点(デメリット)を改めてまとめた表がこちらです。
良い点 |
|
---|---|
悪い点 |
|
悪い点の「値段が高く感じるかもしれない」は無理やりひねり出した感ありますね。
リニューアル前と比べたら、という意味合いも含まれていますが、良い商品であるなら価格もある程度しますからね。
また、上で紹介したように泡立てネットを使えば洗顔料と洗顔料代を節約できますし、価格面はそう大きな問題ではないように感じます。
そして何より、毎日使う洗顔料において最も大切な「使い心地」が良かったため、僕としては購入して正解だったと思っています。
- おすすめの男性用洗顔料を探している方
- 安価な洗顔料ではなくワンランク上の物を使ってみたい方
- 資生堂メン「フェイス クレンザー」の評判が気になっていた方
- 販売終了となった「クレンジングフォーム」を使っていた方
もしいずれかに当てはまるならば、ぜひ検討してみてください。
※サンプルの有無はショップによって異なります