湿気がこもりやすい浴室内。日々掃除をする中で、こんなお悩みはありませんか?
水回りとなるとカビにはどうしても悩まされてしまいますよね。
見た目にも不快ですし、健康にも影響が出るのではと不安になります。僕もそうでした。
しかし、昨年にシャッター式のフタからオーエというメーカーの「組合せ風呂ふた」に替えたところ、清潔に保つのがとても楽になり、黒カビの悩みも解消することができました。
本記事では、そんなオーエの「組合せ風呂ふた」を紹介したいと思います。サイズ展開が豊富なので、きっとあなたの家の浴槽に合うサイズもあるはずですよ。
シャッター式はメンテナンスが大変
オーエの「組合せ風呂ふた」の良さをより伝えるために、初めにこの話をさせてください。
先述したように、僕は以下のようなシャッター式(巻き取り式)のフタを使っていました。
子どもの頃から家の浴槽用フタといったらシャッタータイプで、一人暮らしを始めてからも迷わずこの形状を選んでいました。
しかし、なかなか清潔な状態を保ち続けられないんですよね。巻き取って収納できる利便性がある一方、その実現のために存在する「多数の溝」にカビが生えてしまうのです。
そもそもなぜカビが生えるのか、「東京ガス」と「おそうじ本舗」が運営するウェブサイトから参考になる記述を引用してみます。
黒カビは「クラドスポリウム」といい、空気中に自然に浮遊しています。普段は目に見えないものですが、このカビの胞子がお風呂のふたなどの表面に付着し、適切な温度で養分や水分などがあると、どんどん発育。やがて目に見える「黒カビ」になっていきます。
ウチコト(東京ガスくらし情報サイト)
カビが繁殖するために必要な要素は、「高温」「多湿」「栄養」です。それに当てはめてみると、お湯を沸かした後の浴室は温度・湿度が高く、皮脂や垢といったカビの栄養源となる汚れが溜まりやすいため、カビにとって最高の環境であるといえます。
おそうじ本舗
以上の記述を参考にすると、次のことが言えるでしょう。
このようにシャッター式のフタのカビやすい理由が分かったとしても、水分や汚れの残っていない状態を保ち続けるのは難しいですよね。浴室の壁や床と違って凸凹していますから。
そこで僕は「非シャッター式」であるオーエの「組合せ風呂ふた」をオススメしたいのです。
オーエ「組合せ風呂ふた」の実物を紹介
前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題に入っていきます。
オーエ「組合せ風呂ふた」のデザインなど
さっそく実物画像を見てみましょう。
シャッター式のフタとは見た目がかなり異なっているのが分かるかと思います。
ご覧の通り、シンプルな形状をしていて凸凹が少なく、掃除しやすいデザインになっています。
カメラ位置を低くして撮ってみました。この画像だともっと分かりやすいですかね。
シャッター式と違って継ぎ目が少なく、大部分は平面で掃除の手が行き届きやすい形状です。
4辺のフチの部分が気になるかもしれませんが、ここは一体成型となっていて隙間がないので、特別汚れが溜まりやすいわけではありません。
そしてオーエの「組合せ風呂ふた」は「防菌加工」と「防カビ加工」がされているため、平面部分が多い形状と相まって、清潔に保ちやすくカビの生えにくいフタになっています。
ちなみに、フタの色は真っ白というよりもアイボリーといった感じです。
フタ1枚だけでも撮ってみました。
写っているフタの左下に何か書いてありますね。拡大します。
材質は本体(アイボリーの部分)がアルミ樹脂複合版(中芯PE)、フチ(グレーの部分)がポリエチレンとなっています。
耐熱温度は70℃とあり、浴室内での一般使用なら全く問題のない設定でしょう。
ここには記載されていませんが、オーエが公式オンラインショップとしているAmazonの「組合せ風呂ふた」商品ページには「日本製」と書かれていました。
ちなみにフタの厚さはフチの部分が最も厚く、全サイズ共通で1cm程度の厚みになっています。
なお、裏表の形状に区別はないため、どちらでも気にせずに使うことができますよ。
オーエ「組合せ風呂ふた」のサイズ展開
僕が使っているのは「73cm×138cm」の「3枚組」の商品ですが、他にも多くのサイズで商品展開されています。
投稿日現在、全部で14種類ものサイズがあるため、それらの比較表を作ってみました。
縦長になりすぎないように「2枚組」と「3枚組」で表を分けています。
▼「2枚組」の表(見切れている場合は横にスクロール可能)
商品コード | サイズ | 寸法(mm) | 1枚あたり重量(g) |
---|---|---|---|
79134 | M-10 | 680×980 | 1,115 |
79137 | M-11 | 680×1080 | 1,275 |
79135 | M-12 | 680×1180 | 1,360 |
79139 | M-14 | 680×1380 | 1,550 |
79138 | L-11 | 730×1080 | 1,325 |
79130 | L-12 | 730×1180 | 1,470 |
79132 | L-14 | 730×1380 | 1,670 |
79141 | L-15 | 730×1480 | 1,770 |
79142 | L-16 | 730×1580 | 1,905 |
▼「3枚組」の表(見切れている場合は横にスクロール可能)
商品コード | サイズ | 寸法(mm) | 1枚あたり重量(g) |
---|---|---|---|
79136 | M-12 | 680×1180 | 965 |
79140 | M-14 | 680×1380 | 1,075 |
79131 | L-12 | 730×1180 | 980 |
79133 | L-14 | 730×1380 | 1,170 |
79143 | W-14 | 780×1380 | 1,190 |
表における「寸法」は、2枚合わせての寸法、あるいは3枚合わせての寸法を示しています。
【補足:2枚組と3枚組のどっちを選べばいい?】
2枚組は「掃除をするのが2枚で済む」「収納スペースが2枚分で済む」というメリットがある一方、「同サイズなら1枚あたりの重さが3枚組のよりも重くなる」というデメリットがあります。
3枚組は「同サイズなら1枚あたりの重さが2枚組のよりも軽くなる」というメリットがある一方、「3枚掃除する必要がある」「収納スペースが3枚分必要になる」というデメリットがあります。
このように表裏一体な特徴を持つため、最終的には好みによります。
オーエ「組合せ風呂ふた」の収納
オーエの「組合せ風呂ふた」は重ねて立てかけられます。
こんな風に大雑把に立てかけておいてもいいですし、浴槽のフチに置いて壁に立てかけておくのでもいいでしょう。
このような専用フックがあるとフタが倒れないので便利です。
浴室の壁が磁石の付くタイプであるならば、他社製品ながら山崎実業の「マグネット風呂蓋スタンド」なんかは使い勝手良さそうです。
いずれにせよ、オーエの「組合せ風呂ふた」は1枚あたりの厚さが1cm程度なので、シャッター式のをグルグル巻いて立てかけておくのよりはスペースを取らないように思えます。
また、収納されたフタを浴槽にセットしたり、浴槽から外して収納したりという動作も、シャッター式のように途中で変に広がったりすることがないため、ずっと楽に感じます。
オーエ「組合せ風呂ふた」の口コミ・評判と僕の感想
Amazonのオーエ「組合せ風呂ふた」商品ページだけでも2,000件以上の評価が付いている中で、特に目にするようなレビュー内容を紹介し、それについて僕自身はどう感じたかを書いていきます。
掃除が楽になった
この点についての書き込みは非常に目立ちましたね。
そして僕自身、「掃除が楽になった」という点は完全同意です。本記事のタイトルでも触れているように、この製品の掃除のしやすさ・洗いやすさ・お手入れのしやすさというのは、僕がブログ記事にしようと思ったきっかけでもあります。
レビュアーさんには僕と同じくシャッター式から買い替えた方が多く、やはり「シャッター式にあった溝の掃除の面倒さから解放された」という同意できる書き込みが目立ちました。
防カビ性が高い(カビにくい)
これは上の項目と関連して多く語られていました。
この点についても同意見です。僕はジメジメしがちな梅雨の時期を含めて1年以上使ってきましたが、黒カビが生えてきたことは一度もありません。防カビスプレーなどの対策を一切とっていないのにです。
日々のお手入れも、浴槽を掃除する際にシャワーで表面・裏面をざっと流す程度。
ただ、防カビ加工がされているとはいえ、汚れについては少し気になるので2~3週間に1回くらいスポンジを使って全体を軽く洗っています。
こんな感じの割とズボラなメンテナンスでも綺麗な状態を維持できています。
軽くて取り回し性が高い
1枚で浴槽全体を覆うシャッター式のものと比べると、組み合わせて使う本製品は1枚あたりの重さが軽くて取り扱いやすい、という口コミもよく見られました。
これまた同意です。入浴時や清掃時に取り外すのが非常に楽です。
お年を召した方や小さなお子さんと暮らしている方は、特に軽さの恩恵を得られるのではないでしょうか。
取り回しやすさと前述の防カビ性の高さから、「カビの生えたフタがお湯の入った浴槽内にずり落ちてしまう」なんてことが起こらなくなり、この点でも良い買い物だったなと思います。
保温性も問題なし
お風呂のフタとして重要なのが保温性。この点について「問題ない」「気にならない」というレビューが多くありました。
僕自身もそう思います。今まで使ってきて「このフタだとあまり保温されないな」と思ったことはありません。
フタをした状態でシャワーすると水が溜まりやすい
ここからはデメリットやマイナスポイントに関する口コミです。
この画像は再掲になりますが、アイボリー色の部分より灰色のフチの部分の方が若干高くなっていますね。
この状態で上から多くの水がかかると、流れて行かずにフタの上で留まって水たまりっぽくなります。これは事実です。
フタの上の水が気になるなら流せばいいだけなのですが、確かに面倒と言えば面倒です。
しかし、シャッター式の時はこういった水がそのまま残り続けたからカビが生えやすかったのだと考えると、その作業もさほど苦にはなりません。フタ自体あまり重くないため簡単に流せますしね。
参考までに、僕は溜まった水について一瞬フタを傾けて軽く流すくらいしかしていないですが、先述したように1年以上経っても黒カビは生えてきていませんよ。
保温性がない?
先ほどとは真逆の意見ですね。低評価を付けたレビューの中には、保温性に不満があるという書き込みもありました。
これは比較対象や「どこまで保温性を求めるか」によっても意見が変わってきて難しいところですが、僕個人としては「保温性がない」と感じたことは季節問わずありません。
もしかしたら分厚くて重みのあるフタなら保温性はより高くなるのかもしれません。ただ、それはそれで「取り扱いにくさ」につながると思うので、お風呂のフタに対して何をどの程度求めるかといった好みの話になってきそうです。
思ったよりも重い?
これも先ほどとは真逆の意見ですね。
記事上部でオーエ「組合せ風呂ふた」の大きさや重さの一覧表を掲載しています。
確かにサイズ次第で「2枚組」を「思ったより重い」と感じるのも理解できなくはありません。
このサイズで「2枚組」だと1枚あたり1,670gとなり、「3枚組」だと1枚あたり1,170gとなります。
「2枚組」の方だと1.5リットル入りのペットボトル飲料よりも重くなるため、「薄くて軽い」というたくさんのレビューを見た後に「想像より重かった」となるのも分からなくはありません。
重さが気になる方は、同サイズで「2枚組」と「3枚組」の両方があった場合、「3枚組」を選んだ方が満足できるかもしれませんね。
オーエ「組合せ風呂ふた」レビューのまとめ
本記事では、オーエというメーカーの「組合せ風呂ふた」について紹介してきました。
ここまで書いてきたように、シャッター式のフタから買い替えたことによって日々の手入れがとても楽になってカビの悩みからも解放されました。
- シンプルなデザインで浴室に馴染む
- 掃除がしやすくて清潔に保ちやすい
- 防カビ性の高さを実感できる
- 薄さ&軽さで取り回しがしやすい
以上のような特長を持つオーエの「組合せ風呂ふた」。
カビないお風呂のフタを探している方には、ぜひ候補に入れてもらいたい商品です。