みなさんはキャスター音を気にしますか?
僕は自分のスーツケース(キャリーケース)のうるさいガラガラ音にうんざりしていました。
「気にしい」な性格ということもあり、周りの人に迷惑をかけているのではないかとストレスになっていたのです。
しかし、そんな中で「フリクエンターウェーブ(FREQUENTER WAVE)」なるスーツケースを思いきって購入したところ、その静音性の高さからガラガラ音に悩まされることが一切なくなりました。
とても満足のいく買い物ができたため、本記事を通してフリクエンターの良さを紹介していきたいと思います。
- タイヤの音が静かなスーツケースを探している方
- 機内持ち込みできるサイズのスーツケースを探している方
- 自分でタイヤ修理(交換)できるスーツケースを探している方
- フリクエンターシリーズの口コミや評判を探している方
このような方々に向け、「フリクエンターウェーブ」の実物画像を交えてレビューしていきますね。
結論から言うと、ガラガラ言わないスーツケースゆえに早朝・深夜でも利用をためらわずに済み、その点で非常におすすめしたい製品でした。
フリクエンターウェーブの製品概要と購入理由
静音性に優れたスーツケースを調べていて知ったのが「フリクエンター」シリーズの存在。
ここでは、そのシリーズの中で僕が所持している「フリクエンターウェーブ」の特徴や購入理由を書いていきます。
製品仕様・特徴
製品名 | フリクエンター ウェーブ(FREQUENTER WAVE) |
---|---|
ブランド | エンドー鞄 |
素材 | ポリカーボネート |
製品番号 | l-622・l-621・l-624 |
税込価格 | 24,200円・28,600円・33,000円 |
容量 | 34L・56L・89L |
サイズ | 34L(本体): 横34cm×縦47cm×奥行23cm 34L(総外寸): 横36cm×縦54cm×奥行23cm=113cm ※LCC対応・国内線(100席以上)機内持込可能サイズ |
56L(本体): 横41cm×縦58cm×奥行26cm 56L(総外寸): 横45cm×縦66cm×奥行26cm=137cm | |
89L(本体): 横49cm×縦68cm×奥行30cm 89L(総外寸): 横52cm×縦76cm×奥行30cm=158cm | |
重量 | 約3kg・約3.5kg・約4.7kg |
カラー | マットブラック・マットネイビー |
公式サイト | エンドー鞄株式会社 |
補足 | 製品番号・税込価格・重量の項目は左から容量の小さい順になっています。 赤字は本記事で後ほど紹介する製品を指しています。 |
以上、フリクエンターウェーブの仕様表でした。
表には記載がありませんが、このスーツケースの最大の特色は特殊構造タイヤにあります。
特許取得のタイヤで走行音が小さくなっているだけでなく、振動についても従来の約70%、一般的なタイヤに比べると約1/3から1/4程度まで軽減がはかられています。
また、本体に使用されている「ポリカーボネート」という素材は丈夫さと軽さを兼ね備えており、軽いスーツケースを探している方にもピッタリなのではないかと思います。
購入の決め手
上記の製品仕様や特徴に大きく興味を惹かれ、Amazonや楽天のレビューを見てみると、そのほとんどが静音性を褒める内容でした。
「これは買いかな?」とさらに調べていると、製造会社のエンドー鞄がアップロードしていた動画を発見しました。
注目すべきは0:12~の走行音比較。こんなにも違うのかと驚いた僕は「よし、買おう!」と気持ちを固めました。
しかし、なるべく失敗したくないというのが人の心理。念のため、スーツケースやキャリーバッグを扱っているお店へ行くことに。自分の目で見ないと分からないこともありますしね。
後日、ショップで実際に持ったり転がしたりしてみましたが、特別マイナスに感じるところはありませんでした。購入決定です。
僕は「長期間の旅行はしない」「荷物が少ない方である」という点から、機内持ち込み可能な34ℓサイズのを買いました。
エンドー鞄が出しているデータに面白いリストがあったので紹介します。値の単位はデシベルです。
この結果からフリクエンターは静音性に優れていることが分かりますね。ちなみにエンドー鞄株式会社のウェブサイトでは「他社名」は伏せてあるものの「製品名」を伏せていないリストが掲載されていました。それによると上から2番目のは「SKY MAX」、上から3番目は「イノベーター」というスーツケースでした。
フリクエンターウェーブの実物写真
ここから屋外で撮影した写真を載せていきます ……とその前に、ひとつお伝えしておかなければならないことが。
僕が持っているフリクエンターウェーブは「ネイビー」なのですが、現在は廃止されて「マットネイビー」と「マットブラック」の2色が販売されています。
そのため、現行商品の表面の質感に関しては、写真よりも光沢のないマットな風合いになっていることが予想されます。その点だけあらかじめご了承ください。
それでは正面から撮った写真を。
続いてキャリーケースを横たえて真上から撮影。
製品名が「FREQUENTER WAVE」ということで、波柄のデザインになっているのが分かりますね。
▼上の画像の状態から90度手前に引き起こし、真上から撮影しました。
ケースの上部だけでなく、このように側面にも持ち手が付いています。(ケース上部の持ち手は1枚目の写真に写っています)
側面にある持ち手の左側にチラッと写り込んでいるのは何かというと……
TSAロックです。僕が購入したものはキーロック形式となっていますが、現行の「フリクエンターウェーブ」ではダイヤルロック形式になっているようです。
次は、ケース上部のハンドルを伸ばしきったところの画像です。
ハンドル自体の長さは最大56cmくらいですが、画像から分かるようにへこんだところから出ているため、ケース上部からだと50cmくらいですかねえ(素人採寸)。なお、このハンドルは2段階調節のものとなっています。
……何cmとかいう数値や2段階調節と聞いてもピンと来ませんよね。
実際に旅行中にキャリーケースを引いたところ、170cm代後半の父親も、170cmくらいの僕も、160cmくらいの母親も特に問題なく引きながら移動できた、と報告しておきます。
さて、ケースのファスナーを開けて中を見てみましょう。
流れで左側をアップ気味に撮ってみました。
写っているベルトチックなものは何かというと……
少し溢れ気味になった荷物を押さえられるバックル式のXベルトです。
視線をちょっと右にずらしてみましょう。
このように小分け用ポケットが付いています。また、Xベルトがあるエリアの反対側はファスナーで仕切られた収納スペースとなっています。
最後に、静音性のキモであるタイヤの画像です。
特殊構造のタイヤ。交換タイヤキットも販売されているため、タイヤが壊れても自分で交換することができます。業者に修理を頼む必要がないのは楽でいいですね。
フリクエンターウェーブを使った感想
この記事を読んでいる方が気になっているのは「実際に使ってみてどうだったのか?」という点だと思いますが、結論から言うと大満足です。
走行音に関しては、正直半信半疑なところがあったんです。お店で試したときはほぼ無音でしたが、それはツルツルした床の上での話。実際に荷物を入れてアスファルトの上で転がすとどうなんだろうという不安がありました。
しかし、それは杞憂に終わりました。さすがに全く音がしないというわけにはいきませんが、本当に静かです。近所迷惑を気にしながらキャリーケースを引いていたこれまでが嘘のよう。フリクエンターはその心配をする必要がありませんでした。
空港では他人のキャリーケースよりも明らかに音が小さいのが分かり、無駄にコロコロしたくなったほどです。いや、これは本当に。旅行前からテンション上がってしまいました。
若干傷は付きやすいのかもしれませんが、これは素材的に仕方のないことのような気がしますし、個人的にはなんとも思わないので問題ありません。本当に良い買い物ができました!
おわりに
さて、フリクエンターシリーズを推す記事を書いてきましたが、個人の好みはもちろん、旅の日数や行き先(国内/国外)によってもキャリーケースに求めるものは変わってくることでしょう。
しかし、もし「音の静かさ」を重視するのならば、フリクエンターは絶対に考慮に入れるべきスーツケースです。
静かなスーツケースを手に入れて、旅行や出張から不要なストレスを取り除きましょう!
なお、本記事では「ウェーブ」を紹介しましたが、フリクエンターシリーズには他のデザインのスーツケースもあるので、気に入るデザインの物を探してみてはいかがでしょうか。