【出禁?】美容室にて「もう来ないでほしい」という趣旨のことを言われた話

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今回の記事は愚痴が含まれています。不快にしてしまったら申し訳ないです。

先日、これまで何回か通っていた美容院に行ったところ「もう来ないでほしい」という内容の発言を美容師さんにされてしまいました。

理由はズバリ「店のコンセプトと合わないから」だそうです。

いつも通り静かに過ごせたと思いきや

落ち着いた店内の雰囲気とカットの上手さが気に入り、1年以上通っていた個人経営の美容室。今回もいつものように予約を入れ、店へ向かい、いつもと同じように施術を受けました。

席に着くと「今日はどのくらい切りますか?」と聞かれ「〇〇cmくらいでこの場所は△△な感じでお願いします」と返答。「ではそんな感じで」と美容師さんが切り始めます。

そこからは必要最低限の会話のみで、世間話をすることはありません。

以前、ネット予約をした際に、接客の要望として「なるべく静かに過ごしたい」という選択肢をチェックしたためです。それ以降はチェックせずともプライベートな内容について聞かれることなく、静かに過ごさせてもらっていました。

エヌジマ
他に「特にこだわらない」や「なるべく楽しく話したい」があったのですが、美容室での会話が苦手な方なので「なるべく静かに過ごしたい」を選んだのでした。選択肢として提示されたため選べるのなら選んでおこうと思ったんですね。(後で書くようにこれがダメだったのですが)

さて、施術の方はカットがある程度進みシャンプーへ。髪を乾かして仕上げの調整をして終了。手鏡を後頭部に持っていって仕上がり具合の確認も終了。

さあ、お会計……というところで、いつもとは違った展開に。

この美容師にとって僕は嫌な客だったらしい

「美容室では静かに過ごしたいんでしたっけ?」

美容師さんの唐突な発言に戸惑いつつも、かつて「なるべく静かに過ごしたい」とチェックした手前「どちらかと言ったらそうですね」と返答。

すると「ちょっとうちとは合わないです」と言われ、続けて次のような内容も言われました。

  • うちの店は会話を大切にするコンセプトだ
  • 静かに過ごしたい人はうちのコンセプトに合っていない
  • だからうちじゃなくて違う店に行った方がいい

「1年以上通ってからそんなこと言う?」と思いつつ、僕は「会話なしが絶対!」なんて考えではなかったので「静かに過ごすのに強いこだわりがあるわけではない」と伝えようとしました。

ところが、間髪をいれずこう言われてしまいました。

  • 「〇〇cm切ってほしい」と言われて切るやり方が嫌だ
  • 世間話をしていく中でこっちから髪型を提案していきたい
  • 無言で髪を切るのが本当につらい

こういった発言が矢継ぎ早に飛んできたので面食らいました。まさに豆鉄砲を食った鳩状態。空も飛べるはず。

しかし、そんな戸惑いの一方で怒りもわいてきました。

  • 初回から「どのくらい切りますか?」という聞き方をし続けてきたのはどっちだ
  • 会話を大切にと言いながら一度も名字を呼ばれたことないし作り笑顔のひとつさえ見たことないぞ
  • カウンセリング時にアドバイスを求めたら困惑した表情で無言を貫いたのはどっちだ
  • 静かに過ごしたい人がコンセプトに合わないならブログ等であらかじめ書いておいてほしかった

まさか美容室で戸惑いと怒り、そして悲しみが同居する感情を抱くことになるとは思いもしませんでした。

正直嫌われているかもという感覚はあった

美容師さんの発言に困惑したのは確かですが、一方で「やっぱりな」と思ったのも事実。

なぜなら回数を重ねるに連れて対応が雑になっていたからです。

初回や2回目は1時間程度だった施術時間が、前回や今回は30分ちょうどで終了。仕上がりも以前と比べれば少し雑。思い返すとカット後に整髪料を付けるか否かの質問がされなくなったり、挨拶しても表情ひとつ変えなくなったりしていました。

エヌジマ
「ダサい客を邪険に扱う美容師もいる」なんて噂話を聞いたことがあったので、当時はそのパターンかもと思ったりはしました。

「単価が低い(カラーやパーマをしない)し望まれていない客なのかな」という感覚もあったものの、先述の通りカットの上手さは気に入っていましたし、新たに美容室を探すのも面倒だったので通い続けていました。

しかし、美容師さんは我慢ならなくなったのでしょうね。

単に「コンセプトとずれている」と言うだけにとどまらず、一方的に「他の店に行くべきだ」「髪を切るのがつらい」とまで言っていることから、諸々の発言は「もう来ないでほしい」という意思表示なのだろうと僕は受け取りました。

はっきり「出禁だ」と言われたわけではないですが、もう二度と行くことはないでしょう。

学んだこと

まず単純に、世の中にはこんなこともあるのだと勉強になりました。無茶なクレームを付けたわけでもないのに、「もう来ないでほしい」と言われたのは初めてだったので貴重な経験ができました。

その経験は、今後の美容室や美容師の選び方に生かせたらいいなと思います。

人が少なくて落ち着ける空間が好みなので、これまでは個人経営であることを重視していました。しかし、個人経営店には客を選り好みしやすいという一面もあるのだと気が付かされました。

また、これまでは意識の高さも選ぶ基準にしていました。ブログやSNS等をチェックし、仕事への取り組み方や考え方などから「この人に任せたい」と思える職人気質の美容師を探していました。

そうして見つけたのが今回の美容師さんでした。確かに技術面は良かったのですが「プロ意識が高いとこだわりも強いのだな」と実感させられました。いや、そのこだわりの強さこそがその人をプロフェッショナルたらしめているのかもしれません……まあそれは置いておきましょう。

これは勝手な想像ですが、おそらく理想とするスタイリスト像・サロン像があり、それを実現するためには僕のような客は不要、というか邪魔だったのでしょう。プロ意識の高さ、こだわりの強さがあのような発言をさせたのでしょう。

エヌジマ
もっとも、髪型を作り上げるプロとしての意識は高くても、サービス業としてどうなんだと思わないことはないですが……なんて毒づきたくなりました。すいません。

先ほど「今後の美容室や美容師の選び方に生かせたら」と書きましたが、実際は通ってみないと分からないことが多いですよね。

これからは変に自分の中で判断基準を設けてこだわらずに「自分に合う人が見つかればラッキー」くらいの軽い気持ちでいろんなお店に足を運んでみることにします。


【追記: 2020年1月27日】

その後、ホットペッパービューティーを通して見つけた美容室へ行ってみたところ、幸いにも相性の合う美容師さんに出会うことができ、現在も通い続けられています。