最近思いました。ネットで服を買うのは運試しという意味でギャンブルなのではないか、と。
これまで何度も返品してきた
僕はZOZOTOWNで購入することが多いのですが、その分サイズが合わないという理由で返品することも多くありました。
もちろん、見た目が良さげなものをむやみに購入して試してみたりはしません。そこはネット通販。記載されているサイズ表の寸法を確認し、自分の体系に合いそうなものを選んで買っています。
しかし、それでもダメな時はあります。
決して着れないことはないのですが、なんだか神経質になってしまい、細かなサイズの違いが気になって返品するのです。かかるお金も馬鹿にできません。ZOZOTOWNだと自己都合による返送にかかる費用は自己負担。これまで8、9千円は返送料に費やしていると思います。
店舗で直接試着して買えばそんなことはないのですが、店舗までの交通費や店舗での精神的疲労(接客・人混み・試着)を考慮したり、また近くに取り扱っている実店舗がなかったりすると、どうしても通販に頼ってしまいます。
僕と同じような人もいるかもしれません。
運試し要素があると思う理由
今回の本題ですが、僕は次の3点から運試し要素があると考えます。
採寸が間違っている

これ、かなりの頻度であります。例えば、シャツだと肩幅・身幅・着丈・袖丈あたりの数値が示されているのですが、実際に自分で計ってみると最低でも1か所は必ず異なった数値になります。
あくまでサイズ表の数値は目安であり、人間が採寸している以上、どこの部分を計るかというガイドが示されていたとしても誤差は生じてしまいます。
僕も数ミリ程度の誤差ならば気にしません。経験上、その程度の差はあるという前提で購入します。通販サイトによっては「多少の誤差はご了承ください」とサイズ表付近に記述している場合もあります。この点は織り込み済みです。
しかし、届いた服を採寸してみると、1センチならまだしも2センチ以上異なることもザラにあります。
同じシーズンに出た同じ品番の同じ色の服だとしても、サイトによって数値にばらつきがあったりしますよね。サイトAにおけるSサイズの数値がサイトBにおけるMサイズの数値とほぼ同じ、なんてこともあります。
服には個体差がある
そういうケースを目にするたび、なんでこんなに数値が違うんだろうと思っていたのですが、どうやら服には個体差があるようなのです。
服の生産過程において、全ての工程を自動的に機械がやってくれるわけではなく、人間が手作業で行う部分もあるため、どうしても個体差は生じてしまうんですね。
考えてみれば当然なのですが、普段の服選びではなかなか意識することがない点かもしれません。僕も気に入ったシャツを2色買いしようとしたときに初めて気が付きました。
このように同一商品でも色が異なればサイズ感も異なる場合もあるし、また同じ色でもサイズ感が異なる場合もあるのです。
洗濯したらどうなるか分からない

上の2つの問題点をクリアしたとしても、洗濯やクリーニングの問題が残っています。
そう、家で洗ったりクリーニングに出したりしたら、サイズがどう変化するのか、その時が来るまで分からないのです。
例えば、自宅でも洗える綿100%のシャツがあったとします。サイズもばっちり自分好みです。しかし、洗濯すればそのサイズ感がどうなるかは分かりません。
乾燥機を使って乾かせば大きく縮むことが予想されますが、そうでなくとも綿100%なら少しは縮むでしょう。洗濯機に放り込んで他の洗濯物と一緒に洗うのではなく、おしゃれ着用洗剤を使って手洗いをしたとしても、です。
どの場所がどの程度縮むのか、乾くまで分かりません。1-2mmかもしれませんし、1-2cmかもしれません。
まあ「洗濯したら」というのは通販に限った話ではないですけどね。店舗で試着したうえで購入してもこの点は運次第でしょう。
ただ、店舗で試着すれば上の2点はクリアできるわけです。通販だとこれら3点をクリアしないといけないわけで、より運試しな性格があると言えるのではないでしょうか。
おわりに
以上、僕が「通販で服を買うのは運試しなところがある」と思う理由でした。
それでもネットショッピングをやめられないという僕みたいな人は、必ず返品可能なサイトで返品可能な商品を購入するといいでしょう。
そういえばこの間、初めてAmazon Fashionを利用しました。品揃えはすごく多いとは言えませんが、返品無料の商品があってとても良かったですよ。気に入らなければ着払いで送り返せばいいだけですからね。
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また、これは僕自身がそうなりたいのですが、細かい数値にこだわらない柔らかい頭を持つことも大事ですよね。
既製品を購入する以上、完璧なんてありえない。服なんて着れれば問題ないじゃないか。サイズが好みと違う?そんなの着こなしでカバーすればいいじゃん。どうしても気に入らなければ友人に譲ったり、フリマアプリで売ったりすればいい。そして別の気に入った服を見つけたらその時にまた買えばいい。
……とこんな風に考えられるようになりたいです。一つの考えに固執してしまいがちな悪い癖、治したいものです。