旧住所宛ての郵便物を新住所へ転送してくれるサービス。引っ越し経験者の方ならば、この便利なサービスを利用したことがあるのではないでしょうか。
郵便局に行って手続きするほか、インターネット上で手続き(e転居の申し込み)することで利用可能なのですが、転送期間は1年間と定まっています。
つまり、何もしないままでいると1年後から転送してもらえなくなります。転送期間を過ぎたら転送されなくなる、当たり前ではあるものの困ってしまうのが正直なところです。
僕も引っ越し後に利用していたのですが、会員になっていたショップなどの登録住所の変更が一部済んでいないまま期間の終了を迎えてしまいました。
そんなことを思って郵便局のサイトを見てみたら、更新可能って思いっきり書いてありました。
……というわけで、この記事ではその手順を紹介していきます。
なお、結論から言うと、初めて申し込んだとき同じように再度申し込めばいいだけです。そのため、これから初めて利用する方にとっても、見ることで手続きのやり方が分かる記事となっております。
ネットでの申請は利用条件あり
転送期間を更新する方法は極めて単純です。新規に申し込んだ時と同じように、再度申し込みをするだけ。つまり、郵便局かインターネット上で手続きをすれば、それでもうオーケーなのです。
郵便局に行かなくても手続きできるのは便利ですが、インターネットから手続きするには以下の条件を満たしている必要があります。
- 携帯電話かスマートフォン(PHSも可)を持っていること
- メールアドレスを持っていること
なお、転送サービスそれ自体は無料ですが、インターネットでの申請では途中で通話機能を利用する必要があるため、その電話代が少しかかります。(22.5秒あたり10円)
ちなみに、PCサイトからの手続きでは携帯電話のメールアドレスが使えないので注意です。携帯電話のメールアドレスしか持っていない場合は、スマホサイトからの手続きを行いましょう。
もしメールアドレスを持っていない場合、または携帯電話・スマートフォンそのものを持っていない場合は、郵便局での手続きのみとなります。その際の持ち物などは転居・転送サービス – 日本郵便に記載があるので、ご確認ください。
ネットで転送期間を延長する際の流れ
僕は2020年2月に前回の延長手続きをしたのですが、その時と全体の流れがスマホサイトとPCサイトで変わっていました。(2021年3月7日時点)
大まかな流れは以下のようになっています。
- あたらしい町にも、しっかり届く安心。e転居 – 郵便局へアクセスする
- ゆうびんIDの登録をする
- 利用規約への同意確認
- 届出者情報の確認
- 確認の電話をかける(自動音声)
- 転居元・転居先の住所情報を入力する
- 転居者情報・転送開始希望日を入力する
- 届出者情報を入力して登録申請を完了させる
スマホサイトの場合は届出者情報の確認の後に電話をかけますが、PCサイトの場合は手続きの最後の段階で電話をかける、という違いがあります。
- あたらしい町にも、しっかり届く安心。e転居 – 郵便局へアクセスする
- ゆうびんIDの登録をする
- 利用規約への同意確認
- 届出者情報の確認
- 転居元・転居先の住所情報を入力する
- 転居者情報・転送開始希望日を入力する
- 確認の電話をかける(自動音声)
順番の相違があるとはいえ、することは基本的に同じです。(もしかしたらPCサイトからでも届出者情報の入力が最後にあるかもしれません)
ここからはスマホサイトでの手続きの流れを、スクリーンショットを用いながら順に紹介していきますね。
ゆうびんIDの新規登録をする
2020年2月の時点では「ゆうびんIDの登録」は必要なかったのですが、現在では必須に変わったようです。
ゆうびんIDを持っていない場合は、あたらしい町にも、しっかり届く安心。e転居 – 郵便局に記載された指示に従って新規登録をしましょう。
- メールアドレス
- 希望のパスワード
- 住所情報
新規登録といってもこれらを入力していくだけなので難しくありません。
参考にスマホでのスクリーンショットを載せてみます。
こんな感じのフォームに入力をしていきます。
さらに住所情報も入力して確認を終えると、入力したメールアドレス宛に仮登録完了のメールが届きます。
そのメールに記載されているURLをクリックすることで本登録完了となります。
以上で「ゆうびんIDの新規登録」は終了です。
利用規約への同意~届出者情報の確認メール受信
ゆうびんIDの登録が終わったので、郵便物転送のための申請手続きに本格的に入っていきます。
はじめに利用規約への同意を求められます。
目を通したうえでページ下部にある「同意する」にチェックを入れ、次へ進みましょう。
利用規約を確認した次のページは届出者情報の確認ページとなっています。
ここでは指示に従い「ゆうびんIDでログイン」を押しましょう。
上の画像のようにログイン画面になるので、メールアドレスとパスワードを入力してログインを実行します。
すると、次の画像のように届出者情報の確認ページのフォームに名前などが自動入力されます。
入力された情報に間違いがなければ、画面下部にある「確認画面へ進む」を押しましょう。
スクリーンショットは省略しますが、名前・メールアドレス・電話番号の確認画面になるので、問題がなければ次へ進みましょう。
これで届出者情報の確認メールが送られてきます。
電話をかける
ここからの流れは受信したメールに記載されており、その内容は次のようなものです。
簡単に言えば、電話をかけて「確認番号」を入力して登録した電話番号の確認ができたら、メールに記載されているURLをクリックして手続きを進めていってください、ということです。
電話と言っても身構える必要はありません。自動音声ですからね。なお、電話が終わるまで2分かからないくらいでした。
細かな秒数までは分からなかったのですが、22.5秒ごとに10円かかるので、50円か60円程度の電話代がかかったことになります。郵便局へ出向いて手続きをすることを考えれば、このくらいの電話代は気になりません。
転居元・転居先の住所情報を入力する
電話が終わったので、メールに記載されていたURLをクリックします。
すると旧住所と新住所を入力するページに移動します。
こんな感じのフォームに旧住所の情報を入力していきます。
同じページの下部には、次の画像のように新住所の入力フォームがあるので、そちらも入力していきます。
入力が終わったら「確認画面へ進む」を押します。
すると住所情報確認ページへと移動します。
住所情報確認ページでは、入力した旧住所と新住所の情報が表示されるので、誤りがないことを確かめたら「次へ進む」を押します。
次は転居者情報・転送希望開始日入力画面へ進みます。手続きが終わるまでもう少しです。
転居者情報を入力する
転居者情報の入力画面では、転居する人の名前を入力していくほか、旧住所に引き続き住む人がいるかどうかもチェックします。
さらにページ下に行くと転送開始希望日の欄が出てきます。
転送開始希望日の選択にあたり、初期値が届出日(2021年3月7日)の3日後(2021年3月10日)であったため、そのままの希望日で手続きを進めることにしました。
ただ、関係郵便局による転居事実の確認などにより、転送開始まで1週間程度かかることもあるそうなので、余裕をもって届出を済ませておきたいですね。
そうそう、上でも触れたように転送期間の1年とは転送開始希望日ではなく届出日から数えたものなので、来年も延長する可能性がある場合は「届出日」の日付を覚えておきましょうね。
話を戻します。
転居者の名前・転送開始希望日の選択が終わったら「確認画面へ進む」を押しましょう。
確認画面に表示された情報に間違いがなければ「次へ進む」を押し、届出者情報の入力ページへ移動します。
届出者情報を入力して登録申請を完了させる
最初の方で届出者情報を確認したのに再度入力しないといけないのかと思ったのですが、次の画像のように自動入力されていました。
転居者との続柄含めて間違いがなければ「確認画面へ進む」を押しましょう。
確認画面は申請登録画面にもなっており、内容に間違いがなければ「申請登録」を押しましょう。
すると受付完了画面が表示されます。
これにて作業完了。少ししてから受付完了のメールが届きます。
転送の登録完了を待つ
あとは届出した内容が郵便局側に登録されるのを待つだけです。登録が済んだか否かは受付状況確認ページから確認できます。
そのページでの確認方法については、受付完了メールに記載がありました。
メール記載のURLをクリックすると、受付状況確認ページへ移動します。
メールに記載されている転居届受付番号をフォームに入力(コピー&ペースト推奨)して「受付状況確認」を押します。
すると現在の受付状況が表示されます。
先述したように登録完了まで1週間程度かかることもあるので、そのくらいを目途に確認してみると良いでしょう。
以上で本記事は終了となります。最後までありがとうございました。