「個人情報が記載された大量の書類を自分で処分するのは面倒臭い……」と思ったことはありませんか?
引っ越しを予定していた僕はまさにそんな気持ちだったのですが、郵送した書類を溶解処分してくれる「セキュリティーパック21」なるサービスを見つけました。
早速そのサービスを利用してみたので、本記事では「申し込みから処分完了までの流れ」を紹介したいと思います。
個人でも利用可能な機密文書廃棄サービスを探している方や、セキュリティーパック21の口コミやレビューを探している方の参考になれば幸いです。
機密文書の廃棄を業者に依頼した理由
そもそも、自分で書類を処分すれば業者にお金を払って依頼する必要はありません。
この写真のようなシュレッダーばさみを使い、名前や住所が記載されているところを切ってしまえば問題はないのですが……
処分したい書類があまりにも多すぎる!
学生時代から個人情報が載った書類を捨てられずにいた結果、こんな量になってしまいました。公共料金の伝票やらなんやら色々と溜まっています。シュレッダーばさみがあるとはいえ、さすがにこの量を処理するのは無理だと思いました。
それなら単純に「雑がみ」として捨ててしまうというのも手。しかし、誰かに見られてしまうおそれがあります。実際、住んでいるところのゴミ置き場には「最近ゴミを持っていく人がいます。やめてください。」という内容の張り紙があったので躊躇してしまいます。
書類の中には個人的にどうしても見られたくないものも混ざっていたため、業者を探して処分を依頼することにしたというわけです。
セキュリティーパック21を選んだ理由
なぜセキュリティーパック21を利用することにしたかを書く前に、そもそもどんなサービスなのか簡単に紹介しておきます。
さて、話を戻します。
セキュリティーパック21を選んだ理由、それは「一般個人でも利用可能」で「比較的低い料金」だったからです。
一般個人でも利用可能
機密書類の溶解処分サービスを提供する企業は数多く存在します。
例えば、「機密文書 個人」といったワードで検索すると上位に表示されるヤマトグループの機密文書リサイクルサービスが有名どころでしょうか。
僕も初めはヤマトグループのサービスを利用しようと思いました。ヤマト運輸はいつも使っていて親近感があったためです。
ところがサイトを見てみたらどうでしょう。サービス対象者は法人や個人事業主に限られていたのです。
一般個人向けのサービスを求めて様々な企業のサイトを見ていく中で、ワラケンのセキュリティーパック21のページにたどり着きました。
内容を見てみると、日本国内ならば法人や個人事業主に限らず誰でも利用可能と記されていました。さらに「引越し時の書類処分に最適」とも記載されており、まさに僕向けのサービスだと感じて申し込みに至りました。
比較的低い料金
名前は忘れてしまったものの、ワラケンと同じように一般個人でも利用可能な業者も存在していました。
しかし、それらの業者は会員登録料がかかり、処分料や送料とあわせると10,000円を超える値段になったため、利用を見送りました。
ワラケンなら会員登録料がかからず、送料込みでも5,000円程度で処分可能だったので、価格の面でセキュリティーパック21が優れていると感じ、利用することにしました。
2021年4月1日現在におけるセキュリティーパック21の税込料金は次の表の通りです。見切れている場合は横スクロール可能です。
単価(1箱) | 送料(1回) | 総額 | |
---|---|---|---|
Mサイズ | 2,530~3,080円 | 1,680~2,280円 | 4,210~5,360円 |
Lサイズ | 2,750~3,300円 | 1,680~2,280円 | 4,430~5,580円 |
Mサイズの箱の大きさは「縦320mm×横450mm×高さ210mm」でLサイズの箱の大きさは「縦320mm×横450mm×高さ290mm」となっています。Lサイズの方が8cm高いです。
料金に幅があるのは、集荷地域ごとに料金設定が異なるためです。
2021年4月1日現在におけるセキュリティーパック21ライトの税込料金は次の表の通りです。
単価(1箱) | 送料(1回) | 総額 | |
---|---|---|---|
3辺合計120cm以内 | 2,420~2,970円 | 660円 | 3,080~3,630円 |
自分で用意する段ボールにはサイズ制限があり、縦・横・高さの合計が120cm以内でなければなりません。(参考:セキュリティーパック21のLサイズの3辺合計は106cm)
1箱の単価に幅があるのは、セキュリティーパック21と一緒で集荷地域ごとに料金設定が異なるためです。
地域ごとの料金表や重量についての注意点、送られてくるキットの内容などの詳細については、ワラケン公式サイトの「セキュリティーパック21とセキュリティーパック21ライトの利用料金」のページでご確認ください。
セキュリティーパック21の利用体験記
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからがメインです。
申し込み完了まで
まず、お申し込み | 株式会社ワラケンへ行くと、次の画像のようにサービス一覧が表示されます。
画像ではセキュリティーパック21のMサイズのみが写っていますが、実際のページではスクロールするとLサイズやセキュリティーパック21ライトも選ぶことができます。
申し込みページでも先ほど紹介した箱のサイズ表記がされています。
Mサイズ・Lサイズともに「縦32cm・横45cm」と同じ寸法になっており、これはA3用紙が入るサイズです。つまり、A4サイズなら2列入るというわけですね。
異なるのは高さで、Mサイズが21cm、Lサイズが29cmとなっています。僕は処分してほしい書類が大量にあったので、Lサイズ1箱を注文することにしました。
利用したいサービスの「発送都道府県」を選択し、「数量」を入力したうえで「カートに入れる」を押します。
すると、ショッピングカートへとページが移ります。
この段階では送料が加わっていない料金が表示されます。
「レジに進む」を押すと次の画像のようなページが表示されます。(もしAmazonアカウントで支払いたい場合はページ下部のボタンを押しましょう)
ログインボタンが表示されますが、初めての場合はページ下部の「新規登録」もしくは「会員登録せずに購入」を押しましょう。
僕は頻繁に利用する予定もなかったので「会員登録せずに購入」を押しました。
「会員登録せず購入」を押すと、購入者の名前や住所、電話番号等を入力するページになります。個人情報なので入力後の画像は載せられませんが、次のような流れで申し込みは進んでいきます。
それぞれのステップにおいて、必要事項の入力や支払い方法の選択、そして料金を含む最終確認を経て申し込み完了(注文完了)となります。
申し込み完了後には、受付完了メールが届きます。
資材の到着から梱包完了まで
セキュリティーパック21のキット一式が届きました。
早速、開けてみました。
中には「業務委託約款・利用マニュアル(説明書)・封緘シール・着払い伝票・底板」が入っていました。
説明書があるので、それに従って作業していきましょう。
まず、箱を組み立てて同梱の底板を敷きました。
その後、処分したい紙をどんどんと放り込んでいきました。ホチキスの芯やクリップはそのままでOKと記載されていたため非常に楽でした。一緒に入れてはいけない物(メディア類や機器類など)もあるので注意しましょう。
確認しながら作業すること数分、すべての書類を詰め終わりました。
結構大きな箱がほぼいっぱいになりました。Lサイズを頼んでおいて良かったです。
さて、詰め終わったら箱に封をするだけです。説明書や公式サイトには完成形の写真が載っていたため、特に戸惑うことなくできました。
これにて梱包完了。続いて回収を依頼します。
集荷依頼から処分完了まで
セキュリティーパック21はゆうパックを利用したサービスなので、日本郵便に集荷しに来てもらうことになります。
この画像にあるように、日本郵便のWEB集荷サービスかゆうパック専用フリーダイヤルで集荷の申し込みをします。
日本郵便のWEB集荷サービスの申し込みフォームでは、氏名や住所、集荷希望日・時間帯などを入力することになります。
僕の場合はフォームを送信した日(16日)の翌日(17日)に集荷希望としたため、17日に郵便局の方が来て梱包した箱を持って行ってくれました。
その数日後、送った箱が到着したという趣旨のメールがワラケンから届きました。あとは処分完了を待つだけです。
そしてまた数日後、このような溶解証明書が届きました。これで依頼した書類が世の中から完全に消えました。
おわりに
さて、今回はワラケンの提供する機密書類の郵送処分サービス「セキュリティーパック21」の利用体験談を書いてみました。
もし、法人や個人事業主だったら他にも選択肢はたくさんあるかと思います。
しかし、あなたがそのどちらでもなく、個人情報が載った書類を大量に処分したい場合には、セキュリティーパック21の使用を考えてみてはいかがでしょうか。
手間暇がかからないのでおすすめですよ!
1箱からの個人向け書類処分サービス|セキュリティパック21 | 株式会社ワラケン