2021年6月9日、月額1,000円の追加料金がかかっていた「Amazon Music Unlimited」から「Amazon Music HD」へのアップグレードについて、無料で実施できるようになったと公式発表されました。
僕もAmazonからのメールで本件を知り、さっそくアップグレードしたのでやり方を紹介したいと思います。
具体的には「無料アップグレードの対象者」「実際にアップグレードした際の流れ」「アップグレード後に変わったこと」と順に書いていきます。
無料アップグレードの対象者は?
追加料金なしで「Amazon Music HD」へとアップグレードできるのは、以下のユーザーに限られています(投稿日時点)。
- 「Amazon Music Unlimited」の「個人プラン」の既存加入ユーザー
- 「Amazon Music Unlimited」の「個人プラン」の新規加入ユーザー
- 「Amazon Music Unlimited」の「ファミリープラン」の既存加入ユーザー
- 「Amazon Music Unlimited」の「ファミリープラン」の新規加入ユーザー
一方、次のユーザーは対象外となっています。
- 「Amazon Music Unlimited」の「ワンデバイスプラン」のユーザー
- 「Amazon Music Unlimited」の「学生プラン」のユーザー
- 「Amazon Music Unlimited」の非ユーザー
上記の方々が今回の無料アップグレードを利用したい場合は「Amazon Music Unlimited」の「個人プラン」か「ファミリープラン」に加入する必要があります。
それぞれの料金は「個人プラン」で月額980円(プライム会員は月額780円)、「ファミリープラン」で月額1,480円となっています。
▼補足情報▼
なお、今回のアップグレードの知らせを受け、初めて「Amazon Music Unlimited」や「Amazon Music HD」を利用しようと考えている方には朗報があります。
Amazon Musicのキャンペーンが実施されており、「Amazon Music Unlimited」か「Amazon Music HD」に新規登録すると30日間無料で試すことができます(初登録時)。
実際にアップグレードした際の流れ
ちょっと前置きが長くなってしまいましたね。ここから本題です。
僕はAmazonのメールからアップグレード手続きを始めました。(後述するようにメールからでなくとも手続き可能です)
このメール内にあった詳しく見るを押してみました。
Amazonのページに自動でジャンプし、今すぐアップグレードというボタンが現れたので押してみました。
このボタンを押すと即座にアップグレードがされるわけではなく「Amazon Musicの設定」ページが表示されました。
メールからでなくとも、AmazonのサイトやAmazon Musicのアプリ内から直接「Amazon Musicの設定」へ行けばOKということですね。
「Amazon Musicの設定」においても追加料金なしでアップグレード可能な旨が記載されていたため、アップグレードするのボタンを押しました。
これだけであっという間にアップグレード完了。
先ほど「個人 毎月」だったプラン欄が、アップグレード完了後は「個人プランHD 毎月」に変わっています。料金は780円のままで追加の1,000円はかかっていないことが分かります。
僕が契約していた個人プランでの例になりましたが、ファミリープランでもアップグレード方法は同じでアップグレードするのボタンを押すだけです。
アップグレードすると何が変わる?
「Amazon Music HD」だと何か変わるのか、試しにAmazon Musicアプリを起動してみました。
起動時の表記で「Unlimited」だった箇所が「HD」へと変わっています。
曲の一覧画面を見てみると、アップグレード前にはなかった「HD」や「ULTRA HD」の文字が表示されるようになりました(対応曲の場合)。
再生画面においては、黄色い文字で「HD」や「ULTRA HD」と表示される模様(対応曲の場合)。
そう思ってAmazonのサイト内を調べていると、Amazon Musicにおける「HD」と「ULTRA HD」の違いについて、それぞれの特徴が記載されているのを見つけられました。
次の画像はその画面キャプチャです。
ここで、先ほどの楽曲再生画面に話を戻します。
再生画面では黄色い文字で「HD」や「ULTRA HD」が表示されると紹介しましたね。
実はその「HD」や「ULTRA HD」をクリック/タップすると、次の画像のように音質情報を知ることができるのです。
最大音質の量子化ビット数(bit)とサンプリング周波数(kHz)の数値からしてハイレゾ音源ではあるものの、再生端末の性能が追い付いていないことが分かります。
とはいえ、CD音源が「16-bit/44.1kHz」なのでCD音源以上の音質であることは間違いなく、アップグレードによる恩恵を受けられているのも確かです。
そうそう、スマホのアプリではなくパソコンのウェブプレーヤー(ウェブ版)で聴こうとしたところ、画面下に注意事項が表示されました。
「HDおよびUltra HDを楽しむには、デスクトップアプリを使用してください。」とあります。
どうやらウェブプレーヤー(ウェブ版)だと「HD」や「ULTRA HD」で聴けないようです。
実際、アプリ版では各楽曲に表示されていた「HD」や「ULTRA HD」の文字が、ウェブプレーヤー(ウェブ版)では表示されていませんでした。
パソコンで楽しみたい方は「Amazon Music アプリ」からデスクトップアプリをダウンロードしておくと良いでしょう。